差別に関するキーワード(9件)

woke (意識が高い)

woke(ウォーク)とは、差別問題や人権問題をはじめとした社会で起きている様々な問題に対して「意識的である」「意識が高い」ことを意味する英語のスラング。「目が覚める」「気付く」を意味する「wake」の過去形でもあり、「stay woke (高い意識を持ち続けよう)」などのように用 [……]

正義中毒

正義中毒とは、自分の考えに反する他人の言動に対して「許せない」「間違った人を罰しなければならない」と過剰な攻撃をすることを当然の正義であるかのように感じている状態のこと。脳科学者の中野信子氏が命名した。 自分の倫理観や道徳観に反する他人の言動に対して過剰に攻撃的になり、正義感を振 [……]

黒い羊効果

黒い羊効果(black sheep effect)とは、非好意的に評価している内集団(自分が所属する集団)のメンバーに対して、同程度に非好意的に評価している外集団(自分が所属しない集団)のメンバーよりもさらに低く評価し、差別や除外すること。 内集団のメンバーと外集団のメンバーへの [……]

スケープゴート

スケープゴート(scapegoat)とは、誰かへの責任追及や不満などの感情を解消するために、代わりにその攻撃の対象として転嫁された対象の人やモノのことを表す。もともとは古代のユダヤ教において、年に一度人々の罪を背負わせて贖罪のために野に放たれたヤギのことを指す。現在はこの宗教的な [……]

ネガティブキャンペーン(ネガキャン)

ネガティブキャンペーン(negative campaigning, mudslinging)とは、元々は選挙の際に対立候補の政策上の欠点や人格上の問題を指摘して貶める戦術を表す選挙用語である。対立候補のネガティブな側面を強調し、ときに歪曲して攻撃することで信用を失わせ、相対的に自 [……]

キャンセルカルチャー

キャンセルカルチャー(cancel culture)とは、個人や組織、思想などのある一側面や一要素だけを取り上げて問題視し、その存在すべてを否定するかのように非難すること。文化的なボイコットの一つ。 ソーシャルメディアの普及に伴い、2010年代半ばから多く見られるようになった。大 [……]

ダブルスタンダード(二重規範, ダブスタ)

ダブルスタンダード(double standard)とは、類似した状況であるにもかかわらず対象によって適用する価値判断の基準を変えて使い分けること。矛盾の一形態である。価値判断の基準を変えることで、一方に利益あるいは不利益が生じて不公平になることがある。「二重規範」「二重基準」「 [……]

ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)

ポリティカル・コレクトネス(political correctness)とは、人種や性別、宗教、文化、職業などの違いによる偏見や差別を含む言葉、表現を追放し、中立的な表現を用いようとする運動や考え方のこと。もしくはそういった中立で差別偏見が含まれない言葉や表現のこと。 1980年 [……]

ゴドウィンの法則

ゴドウィンの法則(Godwin’s Law, Godwin’s rule of Hitler analogies)とは、「インターネット上での議論が長引けば長引くほど、ヒトラーやナチを引き合いに出すことが多くなる」というもの。1990年に弁護士のマイク・ゴ [……]