流行に関するキーワード(34件)

MAYA段階(MAYA理論)

MAYA段階とは、「Most Advanced Yet Acceptable」の略で、「非常に先進的だが、受け入れられる段階」を意味する。人は新しいものに惹きつけられる一方で見慣れないものは受け入れにくいその臨界点を指し、その段階を越えることで魅力的なデザインにつながるという「先 [……]

スナッカブルコンテンツ

スナッカブルコンテンツ(snackable content)とは、短い時間で手軽に楽しめるような小さくシンプルな形式のデジタルコンテンツのこと。スナック菓子のように「つまみ読み」「ながら視聴」するのに適したコンテンツである。 「視覚的に魅力的」「コンパクトでおもしろい」といった要 [……]

ファストファッション

ファストファッション(fast fashion)とは、最新の流行を採り入れつつ低価格に抑えた衣料品を短いサイクルで大量生産し、販売するファッションブランドやその業態、ビジネスモデルのこと。 1990年代後半から2000年代前半にかけてアメリカで流行し、全世界に広まった。当時のニュ [……]

閉じコン

閉じコンとは、一定のコミュニティの中で楽しまれている文化やコンテンツのうち、新たなファンや愛好者の増加が見られないものに対する表現の一つ。「閉じたコンテンツ」を略したインターネットスラングである。特にゲームやアニメ、マンガ、アイドル、YouTuberやVチューバーなど比較的新しい [……]

ワンマイルウェア

ワンマイルウェア(one mile wear)とは、家から15~30分程の圏内への外出向けに着る服装、コーディネートのことを表す。「家から1マイル(約1.6キロメートル)」の外出着の意味。2010年代中頃から興隆し始めた日本発のファッションコンセプトである。 「おしゃれや礼儀とし [……]

フォロワー

フォロワー(follower)とは、リーダーの補佐やサポートをしたり、あるいはリーダーの存在に追従して後に続く人や物のこと。 マーケティングやソーシャルメディアの領域では、発信力のある人(インフルエンサー)の情報を受けてから判断する人や流行の追従者、ソーシャルメディアアカウントの [……]

キャズム理論

キャズム理論とは、イノベーター理論を前提としたとき、イノベーターとアーリーアダプターの「初期市場」への商品普及率16%が市場全体への爆発的普及の鍵を握るのではなく、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間には「深い溝(キャズムの谷)」があるとした理論のこと。エベレット・M・ロ [……]

ラガード(採用遅滞者)

ラガード(Laggards)とは、市場の中で最も保守的な消費者層のこと。新商品には興味関心がなく、受け入れたくないとも考えている。市場全体の16%を占める「採用遅滞者」である。 アメリカの社会学者エベレット・M・ロジャース(Everett M. Rogers)による新しい製品の市 [……]

レイトマジョリティ(後期追随者)

レイトマジョリティ(Late Majority)とは、新商品の購入には消極的な消費者層のこと。周囲の半数が購入したり受け入れたりしているのを確認してから購入を検討する。市場全体の34%を占める「後期追随者」である。「フォロワー」とも呼ばれる。 アメリカの社会学者エベレット・M・ロ [……]

アーリーマジョリティ(前期追随者)

アーリーマジョリティ(Early Majority)とは、新商品の購入には慎重だが、すでに話題になっているものを購入する消費者層のこと。アーリーアダプターの影響を大きく受け、流行に乗り遅れることを恐れて比較的早く商品を購入する。市場全体の34%を占める「前期追随者」である。「ブリ [……]

アーリーアダプター(初期採用者)

アーリーアダプター(Early Adopters)とは、流行に敏感でこれから普及しそうな商品に目を付け、良いと判断したものを購入する消費者層のこと。発信力があり、次の層であるアーリーマジョリティやレイトマジョリティへの影響力が大きい。市場全体の13.5%を占める「初期採用者」であ [……]

イノベーター(革新的採用者)

イノベーター(Innovators)とは、新商品をいち早く購入する消費者層のこと。購買行動において、商品の良し悪しよりも新しさや革新性に価値を感じる。市場全体の2.5%を占める。「革新的採用者」。 アメリカの社会学者エベレット・M・ロジャース(Everett M. Rogers) [……]

イノベーター理論

イノベーター理論とは、新しい製品やサービスの市場への普及率に関する理論のこと。新しい製品やサービスが市場に普及する過程をベルカーブ(釣鐘型)のグラフで表し、受け入れの早い順に消費者を以下の5つに分類したものである。 イノベーター(革新的採用者) アーリーアダプター(初期採用者) [……]

キャンセルカルチャー

キャンセルカルチャー(cancel culture)とは、個人や組織、思想などのある一側面や一要素だけを取り上げて問題視し、その存在すべてを否定するかのように非難すること。文化的なボイコットの一つ。 ソーシャルメディアの普及に伴い、2010年代半ばから多く見られるようになった。大 [……]

逆張り

逆張り(逆バリ)とは、上昇相場のときに売って下落相場のときに買うというような、相場の流れや人気に逆らって売買する投資手法のこと。読みは「ぎゃくばり」。 そこから転じて一般的な事象においても、主流となる意見や流行に逆らって行動することも「逆張り」という。「逆張りをする」などのように [……]

インターネット・ミーム

インターネット・ミーム(internet meme)とは、インターネットを通してコピーして拡散されるネタ的要素の強い画像や動画、文章などの情報のこと。一部のコミュニティで流行したもの、意図しなかった誤字が結果としておもしろかったものなどが、電子掲示板やTwitterをはじめとした [……]

アンダードッグ効果(負け犬効果)

アンダードッグ効果(underdog effect)とは、事前の予測で劣勢だったり不利だったりという情報が流れることで、同情によって応援や支援が増加する効果のこと。「アンダードッグ(underdog)」とは「負け犬、弱者」のことで、「負け犬効果」「判官びいき効果」とも言う。 同情 [……]

インフルエンサー

インフルエンサー(influencer)とは、世間に大きな影響を与える人のこと。その中でも特に、消費者の購買意志決定に強い影響を与える人のことを指すことが多い。「イノベーター理論」における「アーリーアダプター(初期採用者)」に該当する。 近年、インターネットやソーシャルメディアの [……]

タイムマシン経営

タイムマシン経営とは、海外で成功したビジネスモデルやWebサービスをいち早く日本で展開し、先行者利益を得る経営手法のこと。ソフトバンク創業者の孫正義氏が命名したとされる。 1990年代前期から2000年代初期にかけてのインターネットバブルの時代、海外、特にアメリカやヨーロッパのイ [……]

バズる

「バズる」とは、主にインターネットやソーシャルメディア(SNS)上の口コミによって一時的に爆発的な話題になり、急速に拡散される様子のこと。 ハチがブンブンと音を立てること、また人が噂で話題にすることを意味する英単語「buzz (バズ)」から派生して日本語化した表現である。もともと [……]

Vチューバー

Vチューバー(VTuber)とは、2Dや3DのCGやアニメのキャラクター(アバター)を使って動画配信、投稿を行うYouTuberのこと。「バーチャルYouTuber」の略だが、ライバーとしてYouTube以外のプラットフォームを使用することもあり、「Vチューバー」と称される。読み [……]

ティッピングポイント

ティッピングポイント(tipping point)とは、物事がある一定の閾値を超えると一気に全体に広まっていく際の閾値やその時期、時点のこと。 なかなか売れなかったものがある時点から急に売れ出すというように、それまで小さく変化していた物事が急に爆発的に流行、普及して社会に広まる際 [……]

レガシー

レガシー(legacy)とは、過去からの遺産や財産や業績、世代から世代へ受け継いだもののこと。 本来はネガティブな意味合いを持たない言葉だが、「過去から使われてきた古いもの」の意味から転じて、「時代遅れのもの」「古すぎる規格」といったネガティブなニュアンスを含むことがある。この意 [……]

バズワード

日本語の文脈におけるバズワードとは、新しい概念を表しているように見えて実際には明確な定義や意味が定まっておらず、宣伝やキャッチコピーとして都合よく用いられる流行語のこと。 一般の人にはなじみの薄い、専門性や権威性を強く印象づける技術用語が多い。その言葉を使用しておけば、「なんとな [……]

オワコン

オワコンとは、一時は人気を博するもいまは時代に合わなくなったり見捨てられてしまったりした、旬を過ぎたコンテンツに対する呼び名の一つ。「終わったコンテンツ」を略したインターネットスラングである。 当初はゲームやアニメ、マンガに対して用いられたが、その後サービスや人物に対しても用いら [……]

ブロックバスター戦略

ブロックバスター戦略とは、スポーツや音楽、映画などのエンターテイメント業界において、ヒットが見込まれる作品に対して予算を集中的に投下し、製作とマーケティングを行う競争戦略のこと。 特定のコンテンツに集中投資してリターンを最大化させるこの戦略は、ロングテールとは対極の理論と言える。 [……]

KOL (Key Opinion Leader)

KOLとは、Key Opinion Leaderの略で、中国の消費者の購買意志決定に影響力を持つインフルエンサーのことを主に指す。ソーシャルメディアにおいて、特定のカテゴリーやジャンルに特化して影響力を持つことが多い。もともとは医療業界で製薬企業の販売促進に影響力を持つ医師などの [……]

クリティカルマス

クリティカルマス(Critical Mass)とは、商品やサービスの普及が爆発的に跳ね上がる分岐点、もしくはその爆発的な普及に必要な市場普及率16%のこと。アメリカの社会学者エベレット・M・ロジャース(Everett M. Rogers)が1962年に「イノベーター理論」で提唱し [……]

ネットワーク効果(ネットワーク外部性)

ネットワーク効果(network effect, ネットワークエフェクト)、もしくはネットワーク外部性(network externality)とは、製品やサービスの利用者が増えるほど、その製品やサービスのインフラとしての価値が高まること。そのネットワーク外の者にとって価値が高ま [……]

リープフロッグ現象

リープフロッグ現象(leapfrog)とは、ビジネス領域においては、新興国が先進国から遅れて新しい技術に追いつく際に、通常の段階的な進化を踏むことなく途中の段階をすべて飛び越して一気に最先端の技術に到達してしまうこと。既存の技術を導入する前にさらに新しい技術を導入すること。 例え [……]