ビジネスネーム

ビジネスネームとは、職場や仕事上で使用する、自分の本名とは別の名前。芸能人における芸名や作家などのペンネームと同様のもの。

ビジネスネームの使用には、顧客に覚えてもらいやすいという特徴がある他、戸籍上の名前ではないためプライバシー保護に役立つといった側面もある。

ビジネスネームは公的なものではないため、源泉徴収票や登記など官公庁に提出する書類では使用できない。またクレジットカードや銀行口座の名義としても使用できない。

ワーキングネーム

ワーキングネームとは、職場や仕事上のみで使用する、自分の本名とは別の名前、名字のこと。

特に、結婚を期に改姓した人が、従来まで職場で使用していた旧姓を引き続き使用する際の旧姓を「ワーキングネーム」として呼ぶことが多い。ビジネスネームの一種。

和製英語である。

ワードロービング

ワードロービング(wardrobing)とは、購入商品を短期間だけ使用し、その後に小売店に返品して返金を求める行為のこと。返品の制度を悪用して損害を与える返品詐欺の一種。

高級衣料品やファッションアイテム、電化製品、アクセサリー、特定時期のみ利用されるものなどが対象とされる。

ワードロービングを行う客は最初から購入する意向はなく、返品の制度を利用して商品をレンタル代わりに使用している。使用されて返品された商品は、その後に新品としての販売が難しいことが多く、大きな損害になり始めている。

Link Shim(リンクシム)

Link Shim(リンクシム)とは、Facebookによるスパム防止の仕組みの一つで、ユーザーがリンクURLをクリックした際にリンク先がスパムや悪意あるサイトでないかを確認し、問題がある場合は警告ページを表示してブロック、問題がなければそのままリダイレクト転送する、というもの。

2008年からFacebookで採用しており、Instagramでも一部採用している。

FacebookやInstagramにてリンクをクリックするユーザーをLink Shimを介することで保護し、またリンク先ページには特定の個人やグループであることを判別できる詳細なリファラー情報(参照元)を渡さないようになっている。

アクセス解析の面では、Facebook内の特定の個人やグループがリファラー情報から判別できないようにしつつ、Facebook経由であること自体はリファラー情報に含まれているため「Facebook経由の流入」の参照元の判別は可能である。

  • l.facebook.com:デスクトップやタブレットによるFacebookのLink Shim経由のリファラー
  • lm.facebook.com:スマートフォンによるFacebookのLink Shim経由のリファラー
  • l.instagram.com:InstagramのLink Shim経由のリファラー

Link Shim – Protecting the People who Use Facebook from Malicious URLs

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シェアリングエコノミー

シェアリングエコノミー(sharing economy)とは、個人が所有する物やサービス、場所などを、他人に貸し出したり共有したりして利用し合う経済の仕組み、もしくはそのような仲介サービスのこと。インターネットを介して行われることが多い。シェアエコノミー。

個人が所有する遊休資産を有効活用することで、眠っていた価値を生み出していると言える。

代表的なものに、個人所有の住居や空き部屋を貸し出すAirbnbや、自動車を利用した配車サービスUberなどがある。シェアリングエコノミーは、場所や乗り物、物、人、スキル、お金などの領域で展開している。

リーチサイト

リーチサイト(leech site)とは、著作権者の許可なく違法にアップロードされたマンガや映画などのコンテンツにユーザーを誘導するサイトのこと。多くは広告収益が目的である。

リーチサイトは別サイトにアップロードされた著作権侵害コンテンツへのリンク(URL)を掲載しているが、リーチサイト自体は著作権侵害コンテンツを掲載していない。しかし、違法な著作権侵害コンテンツへのアクセスを助長する行為と見なされる。

ここでいう著作権侵害コンテンツには、アニメやマンガ、映画やテレビ番組、音楽などが含まれる。

リーチサイトに対しては規制や法整備の見直しが求められている。2017年10月には、大手リーチサイトの運営関係者が著作権法違反で逮捕されている。

高関与商材

高関与商材とは、購買時に比較検討といった消費者の思考が多く関与する商材のこと。耐久消費財、専門性の高い趣味や嗜好品、買い回り品などが該当する。

一般的には高額な商品が多い。

高関与商材は長期間に渡って利用するものが多く、購入時にはこだわりを持って選ぶため、比較検討の期間が長く、また念入りに複数の選択肢(ブランド、商品)から検討される。

高関与商材に対して、消費者の思考が購買にあまり関与しない商材を、低関与商材という。

エンゲージメントベイト

エンゲージメントベイト(Engagement Bait)とは、ソーシャルメディアのアルゴリズムを悪用して、「いいね」やシェアといったユーザーのアクションを作為的に獲得する「エンゲージメント稼ぎ」「リーチ稼ぎ」の行為のこと。

例えば「Aと思う人は『いいね』を、Bと思う人はシェアしてください」とユーザーにアクションを促す投稿は、ユーザーの意志決定とは無関係な「いいね」やシェアの機能を強要しており、不当にその投稿の評価を高めようとしている。

同様のものに、「いいねが100件に達したら発売します」や「『ほしい』とコメントした人の中から抽選で10名様にプレゼント」などがある。

ソーシャルメディアでは、高い評価の投稿はアルゴリズムによってタイムラインやニュースフィードでより露出される傾向にあり、評価稼ぎのエンゲージメントベイトはその仕組みを悪用した行為になる。

2017年12月18日、Facebookはこのようなエンゲージメントベイトを狙った投稿の評価を引き下げると発表した。

News Feed FYI: Fighting Engagement Bait on Facebook | Facebook Newsroom

インサイドセールス

インサイドセールス(inside sales)とは、社内から電話やEメールなどのコミュニケーション手段を通じて、見込み顧客への営業活動を行う内勤営業のこと。

一方、見込み顧客先に訪問して商品・サービスの提案、クロージング活動を行う営業手法を「フィールドセールス(外勤営業)」と呼ぶ。

インサイドセールスで顧客との関係を構築し、フィールドセールスでクロージングやフォローを行うことが多い。

独身の日(シングルデー, 11月11日)

独身の日(singles day)とは、中国で光棍節(こうこんせつ)として11月11日に祝われる日のこと。中国の公式の祝日ではなく、独身者を表す「1」が並ぶことにちなんで1993年に南京大学の学生が始めたとされる。「シングルデー(シングルズデー)」「W11(ダブルイレブン)」とも呼ばれる。

2009年に、中国最大のECモールを運営するアリババがオンラインショッピングを盛り上げるため、「双十一(双11)」として11月11日にセールのイベントを行った。それが定着してその後に規模も拡大、中国ではECのみならず百貨店やスーパーでもセールが行われるイベント日になった。

11月11日から1週間ほど開催され、中国の最大のオンラインショッピングの商戦日である。

その後、日本でも中国の活況に合わせて、大手ECも大きなキャンペーンを展開するようになった。ヤフーとソフトバンクなど各社は2015年に11月11日を「いい買い物の日」と制定、Yahoo!ショッピングやPayPayモールなどで11月に大規模なセールのキャンペーンを開催している。