IoT(モノのインターネット)

IoTとは、「Internet of Things」の略で、「モノのインターネット(化)」と訳されることが多い。身の回りのモノやデバイスをインターネットに接続し、双方向にデータを送受信することによって実現する新たなサービスやそれを支える技術、仕組みのことを指す。

インターネットとの親和性がないように見えるモノがネットワークに接続されたとき、IoTとしての価値は高まる。例えば、自動車の自動運転、交通機関のリアルタイムな運行状況、物流の配送状況や在庫管理、医療における健康管理や医療機関との共有、農業における自動化栽培というように、あらゆる分野でネットワークとの接続による新しい取り組みがスタートしている。

ジオフェンス

ジオフェンス(geofence)もしくはジオフェンシング(geofencing)とは、位置情報を使った仕組みの一つで、仮想的な地理的境界線のこと。あるいはその仮想の地理的境界線を活用したサービスのこと。

GPSやRFID、Wi-Fi、Bluetoothなどを使い、特定の場所の周辺に仮想の境界線を設ける。ユーザーの所有するモバイル端末がその仮想境界内に出入りしたときに、アプリやソフトウェアでアクションを実行するといった活用ができる。例えば自店舗周辺エリアをジオフェンスとして設定し、ユーザーがジオフェンス内に入るとメッセージ送信やクーポンを表示する、といったアクションを自動で実施できる。

モバイル端末の位置情報を元にしたO2Oのマーケティング施策に利用される。

モバイルアプリでの活用の他に、運輸業界での車両管理、畜産業界での家畜の管理、ドローンの飛行領域の管理などでも活用されている。

O2O (Online to Offline)

O2Oとは、「Online to Offline」の略で、ネット上から実店舗など、オンラインからオフラインへ送客したり購買行動に影響を与えたりする施策やビジネスモデルのこと。読みは「オーツーオー」。

代表的なものに、オンラインで割引クーポンを発行して来店を促すといった施策などがある。

逆の「Offline to Online」として、「ショールーミング」のように実店舗からネット上での購買行動につなげる施策やビジネスモデルも、O2Oに含まれる。

iBeacon

iBeacon(アイビーコン)は、デバイスの位置の特定やデバイス同士の距離を測定する技術のこと。アップルがOS「iOS 7」に搭載した機能。iPhoneアプリと連携して決済やNFCの領域をカバーする技術でもあり、O2Oを促進させる技術の一つとして捉えられている。

対応したアプリをiPhoneに入れておくと、「ビーコン」という小さな端末が飛ばすBluetoothの電波をiPhoneが常にキャッチし、アプリを起動していなくても画面上に通知を表示する。GPSとは異なり半径数メートルという近距離で電波を飛ばせるため、店舗の入口や特定の商品棚にビーコンを設置すれば、最適なタイミングで情報を配信できる。

NFC(近距離無線通信規格)

NFCとは、Near Field Communicationの略で、NFCを搭載した端末を数cmといった近距離にかざすだけで無線通信が行える技術である。近距離無線通信の技術規格で、無線通信による個体識別の技術の一つ。非接触通信とも呼ばれる。

NFCは、磁気カードや接触型ICカード、バーコードやQRコードの光学式読み取りと比べてアクセス時間が短く、非接触によって機器の故障率も低いといった特徴を持つ。

AndroidやiPhoneにもNFCは搭載され、Google PayやApple Payなどのスマートフォン決済(モバイル決済)などでその技術を利用できる。クレジットカードの「タッチ決済(コンタクトレス決済)」もNFCを利用した非接触IC決済であり、普及が進んでいる。SuicaやPASMOをはじめとした交通系ICカードも、NFCをベースにソニーが開発した独自規格「FeliCa」である。