ブランドに関するキーワード(51件)

エンドースメント

エンドースメント(endorsement)とは、承認や支援、裏書き条項といった意味の英語だが、マーケティングや広告の領域においては、企業と著名人との間における自社製品の独占利用を軸とした契約形態のこと。「エンドースメント契約」。 企業がスポーツ選手やミュージシャンなどの著名人と肖 [……]

トップ・オブ・マインド(第一想起)

トップ・オブ・マインドとは、ブランド認知率などの調査の際に「このような製品やサービスで、頭に思い浮かぶブランド名を挙げてください」というブランド再生(純粋想起)のうち、最初に挙がるブランド名のこと。「第一想起」。 正しくは「Top of Mind Awareness」だが、英語で [……]

プレファレンス(好意度)

プレファレンスとは、消費者のブランドに対する相対的な好意度、選好性のこと。主にブランド・エクイティ、価格、製品パフォーマンスの3つの要素で決定されている。 消費者の購買行動などから収束されるプレファレンスが、最終的にブランドや製品カテゴリーの市場シェアを決定する。市場シェアは、市 [……]

セールス・ターゲット

セールス・ターゲットとは、ブランド戦略における顧客層の一つで、売上規模を獲得するための拡販先となる顧客層のこと。 ブランドに対する強い共感があるわけではないが、ブランドもしくはブランド・ターゲットへの憧れだったり、商品の機能性や価格などさまざまな要素に魅力を感じ、商品やサービスを [……]

ブランド・ターゲット

ブランド・ターゲットとは、ブランド戦略における顧客層の一つで、ブランドの思想や世界観の深いところで共感して、企業と共にブランドをつくっていく象徴的な顧客層のこと。そのブランドの顧客層として想起される、シンボリックで理想的な顧客層のこと。 そのブランドにとってポジティブな印象を与え [……]

ブランド・アンバサダー(ブランド大使)

ブランド・アンバサダー(brand ambassador)とは、企業からの依頼で企業やブランドに対して好意的な発信や宣伝を行う人のこと。「ブランド大使」。報酬をもらって活動することがある。単に「アンバサダー」と呼ぶこともある。「スポークスパーソン」の一種。 その企業やブランドの魅 [……]

プロダクト・プレイスメント

プロダクト・プレイスメント(product placement)とは、映画やテレビドラマといったコンテンツの中で背景や小道具として商品を取り込み、商品名やブランド名を表示して訴求する広告手法のこと。コンテンツになじむことで、自然な形で消費者に商品やブランドを印象づけられる。ネイテ [……]

D2C (ダイレクト・トゥ・コンシューマー)

D2Cとは、Direct to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)の略で、製造から販売までを垂直統合したビジネスモデルのうち、インターネット上の自社ECサイトを中心に販売するモデルのこと。流通業者などの他社を介さずに、自社で製造した商品を自社チャネル経由で消費者 [……]

ラブ・オーバー・ヘイト

ラブ・オーバー・ヘイトとは、マクドナルドが2014年頃から異物混入等の騒動で上場以来最大の赤字を記録した後、2016年に業績回復を遂げるに至った際の取り組みで社内で用いられたとさせる合言葉、キーワードフレーズ。 顧客志向の取り組みをより積極的に行うことで、世の中に広まってしまった [……]

ライン・エクステンション(ライン拡張)

ライン・エクステンション(line extension)とは、すでに確立された既存ブランドと同じ市場に形態や機能の異なる商品を投入する際に、派生ブランドで展開すること。「(製品)ライン拡張」。ブランド・エクステンション(ブランド拡張)の一種。 既存ブランドのブランド・エクイティを [……]

オールウェイズ・オン

オールウェイズ・オンとは、一時的なキャンペーンや販売促進で消費者と突発的な接点を持つのではなく、消費者との中長期的な関係性作りを目指して「常時オン」の接点を持ってブランディングやマーケティング活動を行うこと。 ソーシャルメディアが普及し、人間関係がより「頻繁で軽い関係性」の積み重 [……]

アドベリフィケーション

アドベリフィケーション(ad verification)とは、インターネット広告が広告主のイメージ低下を招くようなサイトやページに掲載されていないかを確認したり、ユーザーのブラウザ画面内に実際に表示されているかを確認したりして、広告の配信をコントロールするツールや仕組みのこと。2 [……]

ブランド・アフィニティ

ブランド・アフィニティ(brand affinity)とは、特定のブランドに対して消費者が強い親近感を感じている状態のこと、あるいは消費者によるブランドへの親近感のこと。そのブランドに対して、友人や親戚などのように「精神的なつながり」「親しみ」を持っている状態のことである。 「親 [……]

低関与商材

低関与商材(低関与商品)とは、消費者の思考が購買にあまり関与しない商材のこと。洗剤やトイレットペーパーといった生活消費財、スナック菓子や飲料水、ジュースといった食品など、性能や品質に大差がないものが該当する。一般的には低価格の商品が多い。 低関与商材は「どれを購入してもあまり大差 [……]

純粋想起

純粋想起とは、ブランド認知率などの調査の際に、「このような製品やサービスで、頭に思い浮かぶブランド名を挙げてください」という質問に対してブランド名が挙がること。アンエイデッド・アウェアネス(Unaided Awareness)。ブランド認知の一つ「ブランド再生」と同義。 ブランド [……]

助成想起

助成想起とは、ブランド認知率などの調査の際に、「(特定ブランド名や製品名)を知っていますか?」という質問に対して「はい」と答えられること。エイデッド・アウェアネス(Aided Awareness)。「ブランド再認」と同義。 助成想起は、ブランド名で誘導されて計測された認知であり、 [……]

ブランド・エクイティ

ブランド・エクイティ(brand equity)とは、消費者や社会全体によるブランドに対する一定のイメージのこと。ブランドが持つ無形の資産価値である。ブランドに対する一定のイメージのポジティブなもの、ネガティブなものすべてを含む。 「エクイティ (equity)」は「株式」「所有 [……]

エボークト・セット(想起集合)

エボークト・セット(Evoked Set)とは、消費者が購買行動の前に購入検討の対象として頭の中に思い出すブランドの組み合わせのこと。「想起集合」「喚起集合」「イボークト・セット」とも呼ばれる。 通常は3個~5個程度が含まれる。 消費者の頭の中には、いままでの購入経験から買っても [……]

ブランド・アドボケーツ

ブランド・アドボケーツ(brand advocates)、あるいはアドボケーツ(アドボケート)とは、自発的に企業やブランドに対して好意的な発信や推奨をしてくれるファンのこと。企業やブランドに対して強い好意や愛着、ロイヤルティ(忠誠心)を有しており、無報酬で自らの意志で広告塔になる [……]

USP (Unique Selling Proposition)

USPとは、「独自の売りになる特長」のこと。競合他社との差別化や市場での競争優位性を保つのに、またブランディングの側面において、重要な役割を担う。「Unique」「Selling」「Proposition」の頭文字を取った略称。 アメリカのコピーライターだったロッサー・リーブス( [……]

マインドシェア

マインドシェアとは、消費者や顧客の心の中に占める企業やブランドの占有率のこと。第一起想された企業やブランドのシェアで表される。容易には測定できないため、純粋想起率で代用することが多い。 マインドシェアは、販売シェアや市場シェアとの対比で用いられ、消費者の心の中でどれだけ強く印象付 [……]