ナポリサラミのピアディーナ
「ナポリサラミのピアディーナ」は、かつてサイゼリヤで提供されたピアディーナのメニューです。ピザ生地の上にルーコラやニンジンなどの野菜、ナポリ産のサラミをのせて、ピアディーナに仕立てたメニューです。
概要
「ナポリサラミのピアディーナ」は、半分にカットして焼いたピザ生地の上にルーコラやニンジンなどの野菜、ナポリ産のサラミをのせて、ピアディーナに仕立てたメニューです。
当時のグランドメニューで提供されていた「ミラノサラミ」は肉の挽き方が細かくやわらかい食感が特徴なのに対し、ナポリサラミは粗挽きで赤身と脂身のコントラストやほのかな酸味、ブラックペッパーの風味などを楽しめるサラミです。
ピアディーナとは、小麦粉と水、ラードもしくはオリーブオイルによる生地を薄く焼いたパンのこと。イタリアのエミリア＝ロマーニャ州、ロマーニャ地方の料理で、ハムや野菜などを挟んで食べるのが一般的です。サイゼリヤではピザに使用するピザ生地をそのまま焼いて代用し、「折りたたんで食べるイタリアンサンド」として紹介していました。
このメニューは、イタリアンハム3種（プロシュート・コット、ナポリサラミ、ラルド）をそれぞれ使用した『隠れた銘品イタリアンハム』のメニューの1つとして、2021年10月18日から一部を除く東京都と千葉県の店舗で短期間提供されました。提供店舗を限定しただけでなく、1日の提供数も限定した「数量限定メニュー」でした。
ニュースリリースでは「無くなり次第終了」と案内されていましたが、販売開始から3日後の2021年10月21日に「一部販売終了のお知らせ」が発表され、「プロシュート・コットのピアディーナ」と「ラルド＆プチフォッカ」は各店舗の在庫がなくなり次第販売終了となりました。
「ナポリサラミのピアディーナ」は11月頃まで販売を継続しました。
イタリアのPavoncelli社の支援の一環として
「ナポリサラミのピアディーナ」を含む『隠れた銘品イタリアンハム』のメニューは、コロナの影響によって業績に打撃を受けたイタリアのPavoncelli社（パヴォンチェッリ社）の支援の一環として提供されたものでした。
Pavoncelli社は1899年創業のイタリアの老舗サラミメーカーです。サイゼリヤは長年にわたってPavoncelli社からハムソーセージ類を輸入していました。同社を支援するために、2021年に追加で個性的なハムを仕入れたと思われます。
「隠れた銘品イタリアハム」
2021年10月18日からの「隠れた銘品イタリアハム」のフェアでは、イタリアのPavoncelli社の支援の一環として個性的なハムを使用した3種類のメニューが提供されました。
- プロシュート・コットのピアディーナ
- ナポリサラミのピアディーナ
- ラルド＆プチフォッカ
一部を除く東京都と千葉県の店舗で、数量限定メニューとして販売されました。しかし販売開始の3日後、「想定の4倍近い売れ行き」のために一部商品の販売終了の案内が出されました。
在庫がなくなり次第販売終了となったのは「プロシュート・コットのピアディーナ」と「ラルド＆プチフォッカ」の2種類。「ナポリサラミのピアディーナ」は約1カ月ほど販売を継続しました。
「隠れた銘品イタリアハム」のシリーズではなかったものの、同様にPavoncelli社の支援の一環として別途購入したグアンチャーレを使用した「カルボナーラ・ロマーナ」も一部店舗限定で提供されました（2021年9月から10月）。このPavoncelli社のグアンチャーレは、サイゼリヤの別業態「ミラノ食堂Mariano 高田馬場店」でも一部メニューで使用されました。
情報
| メニュー名 | ナポリサラミのピアディーナ |
| カテゴリー | ピザ、ピアディーナ |
| メニューの種類と提供時期 | 一部店舗限定メニュー：2021年10月～11月 |
| 価格 | 500円 |
| 食べた時期 | 提供時期 |
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