2023年サイゼリヤおいしかったメニューBEST20
こんにちは、マキタニです。
2023年12月もそろそろ終わりそうですので、今年も「2023年サイゼリヤおいしかったメニュー」を発表いたします。
昨年12月14日の冬のメニュー改定から今年12月末までの、約1年間のメニューの中から選んでいます。今年は現時点で冬のメニュー改定がまだ発表されておらず、例年よりも少しだけ長い期間でのチョイスです。
食べたメニューは52種類178皿、訪問回数は59回
この1年間で食べたメニューは52種類178皿でした(ドリンクバーやワインなどを除く)。一昨年が70種類で昨年が57種類なので徐々に減っていますね。サイゼリヤは昨年の秋や冬のメニュー改定から全体のメニュー数を減らしていて、今年は季節限定メニューなども少なく、その影響もありそうです。
メニューのカテゴリー別で見ると、今年も前菜が58皿と突出して多いです。一般の人から見れば普通ではないかもしれませんが、個人的には通常運転です。
サイゼリヤに行った回数は対象期間に59回でした。
グラフでは58回になっていますが、1日に2回行った日が1日あるため59回です。月にまんべんなく行った1年でした。
それでは始めましょう。括弧の数字は食べた回数です。
第20位 ブロッコリーのくたくた[2回]
くたくた系メニューの一つ「ブロッコリーのくたくた」。ブロッコリーをニンニクとオリーブオイルでくたくたになるまで煮たシンプルなメニューです。
今年は2回いただきましたが、残念ながら7月のメニュー改定で休止になってしまいました。「ほうれん草のくたくた」とともにくたくた系メニューはお気に入りだったのですが、入れ替わりで「ほうれん草のソテー」が帰ってきたため来年以降会えるかどうか心配です。
第19位 生ハム(ハモン・セラーノ)[4回]
10月のメニュー改定で登場した「生ハム(ハモン・セラーノ)」。スペイン産の生ハムです。一部店舗で先行して提供されていて早くからいただくことができましたが、柔らかくて塩気もマイルドで食べやすいですね。
以前のプロシュートのときと同様に、プチフォッカに巻いて食べるのがお気に入りです。脂が少し溶けてキラキラし始めたら食べ頃です。
2022年6月頃まで提供されていたイタリア パルマ産「プロシュート」から1年4カ月ぶりにグランドメニューに生ハムメニューが復帰したことになります。今年の良いニュースの一つ。
第18位 シーフードグラタン[2回]
一部店舗限定で提供された「シーフードグラタン」です。2020年7月まで提供されていたものとは異なるリニューアルしたバージョンです。エビやイカ、小柱などが入った魚介の風味たっぷりのリッチなグラタンで、全粒粉ペンネを使用、値段も少し高めに設定されていました(600円)。
具材たっぷりで魚介の風味もおいしく、かなりお気に入りでした。しかし一部店舗での提供に留まりグランドメニューには入らず。残念。
第17位 スープ入り塩味ボンゴレ[3回]
「スープ入り塩味ボンゴレ」。期間限定で不定期に登場するパスタメニューですが、この4年ほどは毎年登場しています。
肉厚ぷりぷりなアサリがたっぷり入っていろいろ心配になるのですが、スープもアサリの旨みが良く出てとてもおいしいスパゲッティです。
第16位 バッファローモッツァレラ[3回]
甘くまろやかなサイゼリヤの至宝バッファローモッツァレラを、シチリア海塩入りオリーブオイルでシンプルに食べるメニュー「バッファローモッツァレラ」。
一般的なモッツァレラは乳牛によるものですが、サイゼリヤで提供されているのはバッファロー(水牛)によるものでより高級なモッツァレラです。
予想せず10月のメニュー改定で休止になりました。後継メニューは「モッツァレラトマト」です。
第15位 小エビのサラダ[6回]
サイゼリヤの代名詞メニューの一つ「小エビのサラダ」。この2年ほど改めてまたよく食べるようになりました。
甘酸っぱくて個人的にも馴染みのあるサイゼリヤドレッシングは小エビとよく合うんですね。安心して注文できるメニューです。
第14位 ペンネアラビアータ[7回]
定番の「ペンネアラビアータ」。2022年9月にリニューアルしてしっかりめの辛さのあるトマトソースを楽しめるようになったと感じます。パスタの中でも注文する機会が一番多く、今年は7回いただきました。
第13位 イカの墨入りスパゲッティ[4回]
そんなに頻繁ではないけれども年に何回かは食べたくなる「イカの墨入りスパゲッティ」。磯の香りとイカの風味を楽しめるメニューです。「イカ墨パスタ」を初めて食べたのも約25年前のサイゼリヤですし、大好きなんですよね、これ。
唐辛子フレークとオリーブオイルをかけていただくのが個人的ルーティンだったのですが、9月にテーブル調味料としての唐辛子フレークの提供が終了してしまいました。これはちょっと本当に残念。ホットソースは唐辛子の代わりにはならないんですよね……。
第12位 たっぷりペコリーノチーズのポモドーロ[4回]
「スパゲッティポモドーロ」の派生メニューとしてラインナップされていた「たっぷりペコリーノチーズのポモドーロ」。羊の乳のチーズ「ペコリーノロマーノ」のたっぷりかかったトマトソースのスパゲッティです。
「たっぷりペコリーノチーズのポモドーロ」は4回いただきました。元の「スパゲッティポモドーロ」は今年一度も注文しなかったにもかかわらず、です。「スパゲッティポモドーロ」とはまるで別物だったんですよね。よく混ぜると熱でペコリーノロマーノが溶けて、とてもリッチで濃厚なトマトソースのスパゲッティになるのです。とても大好きなメニューでした。
元の「スパゲッティポモドーロ」もおいしいのですが、シンプルすぎると感じたんですよね。2022年7月に登場したきっかけも、イタリア産パンチェッタを扱えなくなって「パルマ風スパゲッティ」を休止せざるを得なくなり、代わりのメニューとして登場というものでした。なのでどうしても「パンチェッタ不在のトマトソーススパゲッティ」のように感じたんですね。トマトソースは大好きですし、オリーブオイルとの組み合わせをシンプルに楽しめたのでもちろんおいしかったんですけども。
一方、その派生メニュー「たっぷりペコリーノチーズのポモドーロ」はちょっと別物でした。ペコリーノロマーノは熱が加わると独特な香りが強くなるので苦手な人もいるかもしれませんが、他で食べられないパスタメニューだなーと好んで食べていました。
10月に国産パンチェッタに切り替わった「パルマ風スパゲッティ」が復帰し、それに合わせて「たっぷりペコリーノチーズのポモドーロ」「スパゲッティポモドーロ」はともに休止になりました。
第11位 モッツァレラトマト[4回]
10月のメニュー改定で登場した「モッツァレラトマト」。第16位で紹介した「バッファローモッツァレラ」の後継メニューです。バッファローモッツァレラにトマトとオリーブオイルというシンプルな前菜メニューです。
最初に食べたときが一番おいしく感じました。当初はそこまで大きな期待も寄せていませんでしたし、なんなら「どうしてバッファローモッツァレラを休止したのよ」ぐらいに思っていました。注文したときも「一度は試しおかないとですよね」「でもまあ味は予想できますしね」ぐらいの軽いノリで選びましたが、すごくおいしくてびっくりしました。反省しました。かつての人気メニュー「フレッシュチーズとトマトのサラダ」より断然おいしいです。なんでなんで?というぐらい。
バッファローモッツァレラの状態が良ければ最高においしいです。個人的にはシチリア海塩を少し、そしてオリーブオイルも少し追加していただきます。
休憩:おいしかったアレンジメニュー
第11位まで紹介したところで少し休憩です。BEST20から選外になったものの、紹介しておきたいメニューを残しておきます。
「生ハムとコーンのピザ」です。正式なメニューではなく、アレンジメニューです。去年初めて試して、今年11月に思い出して2度目です。甘さと塩気を楽しめる「大人のコーンピザ」と思ってください。
仕事の事務所のご近所さんピッツェリアで食べた「マイスとプロシュートコットのピッツァ」がとてもおいしく、あーこれはサイゼリヤでもアレンジできるということで試したのがきっかけです(マイスはコーン、プロシュートコットはイタリアのボイルハムのこと)。「ピッツァ ミモザ」と呼んだりもするらしいです。
作り方は簡単。まず「たっぷりコーンのピザ」にブラックペッパーをかけます。多めでも構いません。
そこに「生ハム(ハモン・セラーノ)」を並べてのせ、オリーブオイルを少しかけてできあがりです。
「大人のコーンピザ」、ぜひどうぞ。お子さまには少し塩気が強いかもしれません。
休憩はここまで。第10位に参りましょう。
第10位 イタリアンジェラート[2回]
「イタリアンジェラート」。イタリア直輸入ものです。
そのまま食べる人も多いと思いますが、もっとミラクルな食べ方があります。予想の30倍おいしいアレンジです。
まず上の写真のとおり、オリーブオイルとレモンポーション(2個が好みです)、それにブラックペッパーを準備します。レモンポーションを手に入れるためにドリンクバーも注文してください。お願いします。
まずイタリアンジェラートをよく練ります。3分ぐらい練るとトロトロになり、トルコアイスのように伸びるようになってきます。ご存じない人も多いですが、実はトロトロになってすごく伸びるジェラートなのです。
そこにレモンポーションを2個と、オリーブオイルをティースプーン2~3杯ぐらい入れます。オリーブオイルは少し多めでもおいしいです。「ちょっヤバい、入れすぎたw」ぐらいでも大丈夫です。本当です。信じてください。
よく混ぜて、ブラックペッパーを削れば完成です。
名前は特にありませんが、通称「ミラクルなジェラート」です。オリジナルのレシピは芸人のキングさんによるものです。
第9位 アスパラガスの温サラダ[6回]
アスパラガスを楽しめる「アスパラガスの温サラダ」。茹でたアスパラガスにペコリーノロマーノとオリーブオイルがかかったシンプルなメニューです。素材の味に大きく手を加えずに出すサイゼリヤらしいメニューです。
1年で摂取するアスパラガスのほとんどをこれで賄いたいぐらい好きです。季節のメニューで今年は4月から7月までの提供でしたが、一部店舗でそれ以降も提供が続いていたのでラッキーなことに6回もいただけました。
プチフォッカの一片に穴を開けてアスパラガスを詰めて楽しむのも好きです。「プチフォッカ詰めもの部」の部員は常に募集中です。
第8位 柔らかチキンのチーズ焼き[5回]
「柔らかチキンのチーズ焼き」。ふっくら肉厚ジューシーなチキンにトマトソースとチーズ、そこにデミグラスソースのかかった昔から大好きな肉料理メニューです。
個人的には「冬の味」です。デミグラスソースの甘い香りがたまりません。ポテトやコーンにソースをすわせたり、鉄板に焼き付いたカリカリのチーズを剥がして食べたりと最後まで楽しめます。
第7位 イタリアンプリン[6回]
「イタリアンプリン」。イタリア直輸入ものです。世の中で一番大好きなプリンです。コーヒーとよく合います。
最近のお気に入りは、イタリアンプリンに食い込むスプーンの「上唇感」というか「はむっ感」です。
アレンジメニューを紹介しておきます。プチフォッカの一片から穴を開けて、そこにイタリアンプリンを詰めていただくというものです。
甘いクリームパンを食べているような不思議なおいしさです。熱々のプチフォッカ、冷たく甘いプリン。イタリアンプリンとまた別の顔を見せてくれます。公式にグランドメニューで紹介されたこともあるアレンジメニューです。
2度目のご案内ですが「プチフォッカ詰めもの部」の部員を募集中です。
第6位 アロスティチーニ[7回]
ラムの串焼き「アロスティチーニ」。テーブルに届いてすぐの熱々なうちに食べるのが正解です。柔らかくジューシーで臭みもなく、手軽にいただけるラム肉料理です。イタリア料理に見えないかもしれませんが、アブルッツォ州の郷土料理です。
メインの肉料理として捉えるのもありだと思います。むしろアブルッツォ州ではセコンドピアットの肉料理の扱いです。
第5位 ミニフィセル[8回]
今年は「ミニフィセル」のおいしさに気付いた年でした。自分でもまさかの5位に「ミニフィセル」です。かつて提供されていた「フォッカチオ」からの歴史的な流れで「プチフォッカ派」だったのですが、ミニフィセルっておいしいですね。
外側はパリッとして甘く香ばしく、中はフワッとして、これだけで食べてもちゃんとおいしいです。お皿にオリーブオイルとほんの少しのシチリア海塩を準備して、ミニフィセルをちぎりながらいただくというのを2度ぐらいしました。
「プチフォッカ」は提供品質にややムラがあるのに対して(なんとなく状況を理解するので仕方がないと思っています)、この「ミニフィセル」は安定した状態で提供されます。サイゼリヤとしていまはこちらをすすめたいのかなーと思ったりします(個人的な推測です)。
第4位 ほうれん草のくたくた[8回]
くたくた系メニューの一つ「ほうれん草のくたくた」。くたくたに煮込まれたほうれん草というまったく派手さのないメニューなのですが、他のチェーン店ではなかなか出会えない味わいのメニューでした。去年12月からパンチェッタが入るバージョンになりました。
粉チーズの「グランモラビアチーズ」をかけていただくも良し、ソースとしてスパゲッティにかけていただくも良し、脇役としても万能なメニューでした。
「ほうれん草のソテー」の後継メニューとして去年7月に登場したメニューですが(当初はパンチェッタの利用制限に伴うものだと推測します)、今年7月の「ほうれん草のソテー」再登場に伴って休止になってしまいました。大好きでした。また会いたいです。
第3位 柔らか青豆の温サラダ[14回]
サイゼリヤの影の人気メニュー「柔らか青豆の温サラダ」。甘くて安定のおいしさ。今年は14回も食べていたのには個人的にもびっくりです。
かつてのバージョンにはパンチェッタが入っていて、イタリア豚肉加工製品騒動を受けてペコリーノロマーノのかかったバージョンに変わった経緯もあり、メニュー名が「柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ」だった時期もありました。今年4月から再びこの名称です。
イタリアの郷土料理を座学で勉強していて、この料理がヴェネト州の料理をベースにしていることに気が付きました(ヴェネト州はエンドウ豆の産地)。なので、同じヴェネト州ヴェネツィアの代表的な料理「イカの墨入りスパゲッティ」と合わせるのは良い組み合わせです。好きな組み合わせです。
第2位 モッツァレラのサラダ[12回]
バッファローモッツァレラとルーコラののったサラダメニュー「モッツァレラのサラダ」。ミルキーなモッツァレラとルーコラの苦み、フレッシュな野菜とビネガードレッシングという組み合わせ。今年4月に初めて登場しました。
今年登場したメニューにもかかわらず、かなり大好きなメニューです。もはや古くからの友だちのような雰囲気すらあります。なんといってももう12回もいただいています。
第1位 田舎風ミネストローネ[17回]
いろいろな野菜の入った「田舎風ミネストローネ」。去年の12月に登場しました。根菜類や葉物の野菜、白いんげんなどの豆類、ショートパスタなど、さまざまな具材が煮込まれたスープです。
サイゼリヤのスープのメニューはこの5年ほどとてもバラエティに富んで充実していてどれもおいしかったのですが、この「田舎風ミネストローネ」も大変おいしいです。昨年提供されていた「野菜と白いんげん豆の煮込み」も素晴らしく、それが休止になって残念だったのですが、この「田舎風ミネストローネ」も同じぐらいに素敵です。
時期によって具材が異なっているかもしれません。でもそれも気のせいかもしれません。
たぶん白いんげん豆がスープに入っていると、私の「好き度」が高まるのだと思います。
気になるメニューはありましたか?
以上、マキタニの選ぶ「2023年サイゼリヤおいしかったメニューBEST20」でした。気になるメニューはありましたか?
いくつかは既に提供休止になっていますが、他にもおいしいメニューはたくさんあります。どうぞあなたの次のサイゼリヤの訪問が楽しくなりますように。
ところで、「ちゃんとおいしい話」というニュースレターをやっています。サイゼリヤの最近の話題など食べたものや外食のアレコレをお送りしています。週1回の発行です。購読で過去分の内容も読めます。よろしければぜひ。
2022年以前の「サイゼリヤおいしかったメニューBEST」を見たい人は、個人のブログに過去分がありますのでどうぞ。