東京の都心と副都心について紹介する。
目次
東京の都心
「都心」
東京都や省庁は「都心」「副都心」の表記をWebサイトを含めて用いているが、現在は東京における「都心」の明確な定義はない。一般的には、「東京都心」は東京23区のことを指すことが多い。
都心 | 明確な定義なし |
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都心3区
都心のうち、「都心3区」と呼ぶ場合は、千代田区、中央区、港区を対象としている。
都心3区 | 千代田区、中央区、港区 |
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都心6区
1958年(昭和33年)までは、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区を「都心6区」と定義されていた。
都心6区 | 千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区 |
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都心5区
不動産業界などで千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区を「都心5区」と呼ぶこともあるが、業界都合による俗称であり正式なものではない。新宿区と渋谷区に関しては、1958年(昭和33年)に「首都圏整備計画」にて正式に「副都心」と定められている。
東京の副都心
東京都は、都の機能分散を目的に、7つの地区を「副都心」に指定している(括弧内は指定年)。
- 新宿副都心(1958年)
- 渋谷副都心(1958年)
- 池袋副都心(1958年)
- 上野・浅草副都心(1982年)
- 錦糸町・亀戸副都心(1982年)
- 大崎副都心(1982年)
- 臨海副都心(1995年)
7つの副都心のうち、新宿、渋谷、池袋の3つの地区は「3大副都心」と呼ばれる。
▲東京の「都心3区」と7つの副都心
新宿副都心
新宿副都心は、1958年(昭和33年)に「首都圏整備計画」で指定された新宿区の西新宿地区の副都心である。淀橋浄水場を移転し、高層ビル群が多く建設され、1991年(平成3年)に新しい東京都庁舎が開庁した。
渋谷副都心
渋谷副都心は、1958年(昭和33年)に「首都圏整備計画」で指定された渋谷区の渋谷駅を中心とする副都心である。
池袋副都心
池袋副都心は、1958年(昭和33年)に「首都圏整備計画」で指定された豊島区の池袋駅を中心とする副都心である。
上野・浅草副都心
上野・浅草副都心は、1982年(昭和57年)に「東京都長期計画」で指定された台東区の中部の副都心である。浅草、上野、御徒町と都道463号を中心とした地域である。
錦糸町・亀戸副都心
錦糸町・亀戸副都心は、1982年(昭和57年)に「東京都長期計画」で指定された、墨田区と江東区にまたがる副都心である。錦糸町駅と亀戸駅をそれぞれ中心とした地域である。
大崎副都心
大崎副都心は、1982年(昭和57年)に「東京都長期計画」で指定された品川区を中心とした副都心である。大崎駅から五反田駅にかけての地域である。
東京臨海副都心
東京臨海副都心は、1995年(平成7年) に指定された、複数の区の埋め立て地にまたがる副都心である。江東区有明、港区台場、江東区青海、品川区東八潮にまたがる地域である。「お台場」が広義として東京臨海副都心を指すこともある。公式愛称は「レインボータウン」。
※地図はいずれも簡略化したものを使用
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