スパイクする

金融の領域やビジネス領域における「スパイクする (spike)」とは、何かの値が短期間で急激に変動することを意味する。金融市場において株価や為替が瞬間的に高値や安値を付ける現象として用いられることが多い。急激に上昇しその後下降するまでの突出したグラフの山の形がスパイクである。

ビジネスやITの領域においても、ネットワーク回線やシステムの処理能力などに対して通常では見られない著しい負荷や利用が見られた際に用いられる。急激な増加や上昇を指してそう呼ばれるが、平常時に戻るまでの状態がスパイクである。

英語の「spike」が日本語として動詞化したものである。英語の「spike」には「尖ったもの」の意味がある。釘など先の鋭く尖ったものを由来とするが、グラフが急上昇して急下降する形状もスパイクであり、それに準ずるものである。