Quad(クアッド, 日米豪印戦略対話)

Quad(クアッド)とは、「Quadrilateral Security Dialogue」の通称で、日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4カ国間における安全保障や経済を協議する枠組み、会談のこと。「4つの」を意味する英語の「quad」とかけている。2006年に当時の日本の安倍首相が「アジアの民主主義の弧」構想の一環として4カ国の戦略対話を訴えたのがきっかけとなり、2007年に設立された。「日米豪印戦略対話」「日米豪印首脳会合」。

4カ国はインド洋と太平洋を囲むように位置している。実質的に中国を包囲する体制となっており、対中国を意識した戦略対話が中心となる。2008年にオーストラリアが離脱したが、安倍首相の再就任後の2017年に局長級の4カ国会合が開かれ、2019年には外相会談が設けられて定例化するなど、再び枠組みとして再浮上している。

ウィークタイズ(弱い紐帯)

ウィークタイズ(weak ties)とは、家族や恋人や親友といった社会的つながりが密接な人よりも、適度に顔を合わせる程度の人間関係の方が有益な情報をもたらしてくれる可能性が高いという理論「弱い紐帯の強み」における、弱い社会的つながりのこと。「弱い紐帯」。

密接なつながり「ストロングタイズ (strong ties)」には強い信頼関係があるが、接触や交流は冗長で新規の探索にはあまり適していない。一方、弱いつながり「ウィークタイズ」では交流の冗長性が低く、有益で新規性の高い情報を得やすい。そのため、転職や休職においてはウィークタイズの方が重要となるというものである。

アメリカのスタンフォード大学の社会学者マーク・グラノヴェッター(Mark Granovetter)が、1973年の論文『The strength of weak ties(弱い紐帯の強み)』にて発表した。

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キングメーカー

キングメーカー(kingmaker)とは、大統領な首相など、政治の最高権力者に関する人事権に大きな影響力を持つ人のこと。自らはその時点ではトップの政治権力者ではないが、裏方として最高権力者の人事権を大きく握り、その選出や退陣に対して非常に強い影響力を持つ。そのため、政治を左右する力を事実上持っていることになる。

少数のキングメーカーによって最高権力者の人事権が掌握されている場合、政治権力の二重構造になりやすい。

ビッグマック指数

ビッグマック指数(Big Mac index)とは、2つの通貨間の購買力平価を比較するために簡易的に用いられる経済指数のこと。世界的なハンバーガーチェーンであるマクドナルドの商品「ビッグマック」のアメリカドル建て価格を比較して、為替レートの水準を推計する指標である。イギリスの経済専門誌「エコノミスト」が1986年に考案し、その後毎年発表している。略称は「BMI」。

マクドナルドの「ビッグマック」は世界中で近似した品質で販売されており、自由市場経済において同一商品は同一価格になるという「一物一価の法則」を前提として考案された。実効為替レートであるビッグマック指数と実際の為替レートとの比較が本来の用途である。実際にはビッグマックの内容や質量、市場環境は各国で異なるため、参考指標の一つである。

類似する指標に、スターバックスの「トールラテ」の価格で算出した「スターバックス指数 (Starbucks index)」「トールラテ指数 (Tall Latte index)」がある。

The Big Mac index | The Economist

FYTD (fiscal year-to-date, 年度初来)

FYTDとは、「fiscal year-to-date」の略で、「年度の初日から今日まで」「年度初来」を表す英語である。主に財務会計などで、会計年度の初日から直近の日付もしくは直近月までの累計の金額を表す際などに用いる。

類似の表現に、1月1日から今日までを表す「YTD (year-to-date, 年初来)」がある。YTDも、会計年度の初日から直近の日付までを意味する用語として用いられることがある。

カテゴリーキラー

カテゴリーキラー(category killer)とは、特定分野の商品に限定して、豊富な品揃えと低価格で大量販売する小売店の業態のこと。家電や衣料品、スポーツ用品や玩具など分野を特定しており、大型量販店であることも多い。

名称は、カテゴリーキラーが商圏に出店すると競合スーパーや百貨店の当該カテゴリーの売上が大きく低下し、縮小や撤退に追い込まれることに由来する。

当初は同一商品分野での豊富な品揃えによるディスカウント販売のものが多かったが、次第に品揃えの分野を拡大することもあり、総合スーパーや百貨店のポジショニングと重複し始めている。

ファンマーク(ファンマ)

ファンマークとは、特定の対象の熱心なファンであることを示すためにプロフィールに記載する絵文字の組み合わせのこと。有名人やアーティスト、アイドルがInstagramやTwitterなどのソーシャルメディア(SNS)アカウントのプロフィールに特定の絵文字の組み合わせを使用し、ファンも自身のプロフィールにそのファンであること(ファンダム)の証として同じ絵文字の組み合わせを使用するというものである。略称は「ファンマ」。

絵文字1文字の場合もあるが、より特定対象のファンであることを判別できる2文字以上の絵文字の組み合わせが用いられることも多い。

ファンネーム(ファンネ)

ファンネーム(fandom name)とは、特定の対象に対する熱心なファンたちの名称、総称のこと。音楽芸能のアーティストやアイドルのファンの集合体、コミュニティである「ファンダム」に付けられた名前である。

アーティストが自身のファンのことを呼ぶ際や、ファンクラブの名称、ファンが自分たちのコミュニティを表す際などに用いられる。公式にアーティスト側が決定したり認めることもある。「ファン名」、略称は「ファンネ」。

タイムパフォーマンス(タイパ)

タイムパフォーマンスとは、あるものに費やす時間とそれによって得られるものや満足度を対比させた度合いのこと。できるだけ短い時間で得られるものが大きい場合、「タイムパフォーマンスが高い」と表現する。

費用対効果を意味する「コストパフォーマンス(コスパ)」の「コスト」には金額だけでなく時間の概念も含むが、そのコストパフォーマンスから派生した言葉である。「コスパ」との対比で「タイパ」「タムパ」と略されることもある。

スマートフォンの普及後、自分の意志で自由に使える時間「可処分時間」は短時間化の傾向にあり、まとまった量の可処分時間を確保するのが難しくなっている。その限られた可処分時間に対する満足度をできるだけ大きくしたい、損をしたくないという意識が若い世代を中心に広がり、「タイムパフォーマンス」の概念が登場したといえる。

タイムパフォーマンスに対する意識は特にコンテンツ消費の領域で顕著である。利用に長時間を要する映画(動画)やゲームといったコンテンツにおいて、タイムパフォーマンスが高いかどうか、誰かがオススメしていたりダイジェスト版を視聴できたりするかどうかが事前の関心事項の一つになる。

App Clip

App Clipとは、通常のiPhoneアプリとは異なりダウンロードせずに一部機能を一時的に素早く利用できるミニアプリ、もしくはそのようなiPhoneの機能のこと。Apple社のiPhoneのiOS14から搭載された。読みは「アップクリップ」。

アプリのようにApp Storeからインストールをする必要がなく、標準のiPhoneの状態でQRコードやNFCタグを通じて機能を呼び出して利用できる。利用時のデータは一定期間を過ぎると自動的に消去される。そのためユーザー側への負担が非常に小さい。ユーザーは提供者によって準備されたQRコードなどの案内に従って利用し、事前準備や使用方法の理解などは必要ない。

店舗での注文や商品の決済、地図案内などの場面で、店舗ごとにアプリをインストールする必要がなく利用でき、今後の拡大が期待される。