Time to Value (TTV)

Time to Value(タイムトゥバリュー, TTV)とは、顧客が製品やサービスを利用し始めてからその価値を実感するまでにかかる時間のこと。カスタマーサクセスにおいて顧客の事業を金銭的な成功へと導くことは重要だが、同時に製品への投資に対して早期にその効果を実感してもらうことも利用の継続として重要な視点である。

特にSaaSなどのビジネスモデルであれば製品の利用から得られると期待する利益が価値に該当し、早い支払時期までにその価値を理解してもらう必要がある。早期に顧客にその価値を認めてもらえれば、それは顧客との関係性の基礎を形成し、その後の顧客体験の維持継続へとつなげることができる。

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アクハイア

アクハイア(acqui-hire, acq-hire, acquihire, acqhire)もしくはアクハイアリング(acqui-hiring, acq-hiring)とは、人材獲得を目的とした企業買収、M&Aのこと。英語の「acquisition (買収)」と「hire (雇用)」を掛け合わせた造語である。2005年頃から用いられている。「アクイハイア」の表記もある。

企業の事業や製品サービスの獲得を目的とせず、その従業員を組織ごと獲得することを目的とした企業買収のことである。企業にとってエンジニアをはじめとした高度な技術やノウハウを持つ優秀な人材の確保は大きな課題であり、大企業や資金力のあるベンチャーやスタートアップが小さなスタートアップを人材獲得目的で買収するケースがある。企業をまるごと買収することで優秀な開発チームを効率的に確保でき、自社の事業の推進に役立てることができる。

SIer (システムインテグレーター)

SIerとは、システム開発や保守運用などを請け負う事業者「システムインテグレーター (system integrator)」に対する通称である。システムインテグレーション(system integration)の略称「SI」に「~する人」の意味の接尾辞「-er」を付けた和製英語である。読みは「エスアイヤー」「エスアイアー」。

顧客のITシステムの開発や保守運用を行うため、本来の意味の「IT企業」に近く、中心となる職種はシステムエンジニアやプログラマー、顧客へのITシステムの導入支援を進めるITコンサルタントなどである。「ITベンダー」「システムベンダー」とも概ね同義であり、また大企業のSIerが子会社へ再委託する構造を持っていることも多いため、「ITゼネコン」とも呼ばれたりする。

アクティブユーザー

アクティブユーザー(active users)とは、主にWebサービスやアプリなどで一定期間のうちに1回以上サービスを利用したユーザーのこと、もしくはそのようなユーザーの数を表す指標のこと。そのサービスの利用実態を把握するための指標で、月次(MAU)や週次(WAU)、日次(DAU)のようにサービスに適した単位で集計される。

サービスの利用実態を把握する際、累積の会員ユーザー数では利用をやめた休眠ユーザーなどを含み、正確な把握には向いていない。継続して定期的にサービスを利用しているユーザーを把握することで、サービスの成長やリテンションの状況を評価できる。

一般的にはユーザー登録やログインをして利用するサービスで用いられる指標である。そのため、デバイスや端末が異なっても重複してカウントしないことが求められる。通常のWebサイトのようにログインせずに利用するサービスでは、ユニークユーザー数やユニークブラウザー数の指標を用いることが多い。

オンサイト

オンサイト(on-site)とは、「現場で」「現地で」を意味する英語である。ITの領域においては、企業が顧客の業務を行う際に顧客の元へ直接出向いてサポート業務を行う「オンサイトサポート」「オンサイト保守」などのように用いる。

オンサイトに対して、「現地から離れて」や「遠隔地」のことを「オフサイト(off-site)」と呼ぶ。遠隔地からの電話やメールによるサポートを「オフサイトサポート」、普段の会議室から離れた社外の場所で開かれる会議を「オフサイトミーティング」などのように用いる。

MVV (ミッション・ビジョン・バリュー)

MVVとは、「Mission (ミッション)」、「Vision (ビジョン)」、「Value (バリュー)」のそれぞれの頭文字を取った略語である。

経済学者のピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)が2002年の著書『ネクスト・ソサエティ (Managing in the Next Society)』にてその重要性を記したのが普及のきっかけとされる。

ドラッカーは書籍にて、「これからの企業はミッション、ビジョン、バリューを定め、組織全体で明確な存在意義や価値観を共有できている状態が望ましい」と説いている。

  • ミッション:企業や組織が果たすべき使命や存在意義、目的。理念
  • ビジョン:企業や組織が目指す未来、理想像。経営方針
  • バリュー:企業や組織の価値観、行動基準。行動指針

「MVV」の略称はおそらく日本固有のものである。ビジョン・ミッション・バリューの順の「VMV」の略称も見られる。

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プロダクトアナリティクス

プロダクトアナリティクス(product analytics)とは、Webサービスにおけるユーザーの行動を把握、分析すること、もしくはそれらを行う分析ツールのこと。登録ユーザーIDおよびイベント軸によるユーザーアクションやエンゲージメントの計測によって、カスタマージャーニーがどのようになっているのかを分析できる。

SaaSをはじめとしたサブスクリプションサービス、EC、ゲーム、メディアなどのWebサービスを対象とする。リピートやコンバージョンのきっかけは何かなど、ユーザーがどのようにそのサービスを利用しているのかを分析、視覚化することで、より最適なユーザー体験に向けた改善につなげられる。UIを使って高度なデータ分析を容易かつ瞬時にできることが多い。

アクセス解析がWebサイトのページビューを主な計測軸として用いるのに対し、プロダクトアナリティクスはイベントを計測軸とし、アプリやWebサイトといったプラットフォームを問わずそれらを統合した分析を行える。ユーザーIDも計測軸とするため、リテンションLTVの把握も可能である。

主要なプロダクトアナリティクスツールに、Mixpanel、Amplitude、Heapなどがある。

ジャストアイデア

ジャストアイデアとは、いま思いついたアイデアのこと。事前に思考を重ねたものではなく、議論の流れからや、ふと頭に思い浮かんだことなどによる「単なる思いつき」である。和製英語。会議などで登場するビジネス用語である。

良いアイデアの披露の際に用いるというよりも、いまひとつ自信がなかったり皆の反応が芳しくないと想定される際の言い訳や弁明、照れ隠しとして「ジャストアイデアですが」のように用いられる。

FR (for real, マジで!?)

FRとは、「for real」の略で、「マジで!?」「本当に!?」など強い驚きを意味する英語の略語、インターネットスラングである。「本当にそのとおり」「マジでそう」「完全同意」など同意の意味の場合もある。「fr」「Fr」の表記や、驚きの度合いによって2度繰り返す「Frfr」「frfr」の表現もある。

チャットやショットメッセージといったデジタルコミュニケーションにてカジュアルな表現として用いられることが多い。

JK (just kidding, 冗談だよ)

英語圏におけるJKとは、「just kidding」の略で、「ほんの冗談だよ」「なんちゃって」という意味の英語の略語、インターネットスラングである。前言を撤回したい場合やジョークが通じずにその説明を省きたい際などに用いる。読みはアルファベットのままで「ジェイケイ」。小文字の「jk」や「j/k」「J/K」の表記もある。

チャットやショットメッセージといったデジタルコミュニケーションにてカジュアルな表現として用いられる。