ネームド

ネームド(named)とは、「名前を付けられた、○○という名前の」という意味の英語だが、アニメやマンガやゲームなどにおいては出演者のうち「固有の名前の付けられた登場人物」のことを表す。ストーリーにおいて一定の役割を与えられ展開を動かす特別な存在である。「ネームドキャラクター(ネームドキャラ)」が省略された表現ともいえる。

そこから、集団において主要で目立つ存在のことを「ネームド」と呼ぶこともある。

ネームドに対して、群衆の中の一人や通行人、ストーリーにおいて重要性の低い出演者といった「名前を付けられない登場人物」のことを「モブ」という。

ノンバーバル(非言語コミュニケーション)

ノンバーバル(non-verbal)とは、「非言語的な、言葉によらない」を意味する英語である。多くの場合、言葉以外の手段によるコミュニケーション「非言語コミュニケーション(ノンバーバル・コミュニケーション)」の意図で用いられる。

非言語コミュニケーションには、顔の表情や視線、ジェスチャーといったボディランゲージ、距離や空間の取り方、沈黙や時間、色などによるコミュニケーションなどさまざまなものが該当する。無意識でも意識的にも両方用いられる。

コミュニケーションでは言語によるものが中心と考えがちだが、非言語コミュニケーションの与える影響も大きい。「感情や態度を伝える際に矛盾したメッセージを発したとき、他人が受け止める影響の度合いは、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%である」という実験結果が通俗的に拡大解釈された「メラビアンの法則」とも関連する。

ソートリーダーシップ

ソートリーダーシップ(thought leadership)とは、特定分野においてビジョンや解決策など先進的な考え方を掲げてその分野を主導し、そのコミュニティや社会から共感と評価を得ること。「考え、見解 (thought)」と「統率力、指導 (leadership)」を組み合わせた用語である。

ビジネスにおいては特定のテーマや課題に対して将来の展望や見解、解決策などを提示することで、結果として業界や顧客からの共感と評価、信頼を得ることができる。その分野のエキスパートのポジションを獲得し、発信力や主導力の強化などにつながる。

世の中が複雑かつ不確実性が高くなるなどで見通しが立ちにくくなり(VUCA)、課題や問題が多くあふれている状態になっている。それらを先見的に捉えて指針を示したり、あるいは問題意識を起こしたりという役割を担う。

リテールメディア

リテールメディア(retail media)とは、リテール企業(流通業者や小売業者)が提供する広告媒体やメディア、広告配信の仕組みのことで、自社が保有する消費者の購買データなどと連携して広告配信を行うことができる。小売店のECサイトやアプリ、店舗内に設置されたデジタルサイネージなどが該当する。

流通業者や小売業者は、消費者の購買データやアプリの行動ログ、Webサイトのアクセス解析データといったファーストパーティデータを所有する。これらを活用してターゲティングを行い、広告やクーポンといった効果的な販促を行える。オフラインとオンラインの両方のデータを持つこと、より購買に近い接点(タッチポイント)であるといった特徴を持つ。

2020年前後よりサードパーティCookieへの利用規制、新型コロナウイルス拡大に伴うEC利用の増加などもあり、大きく注目されるようになった。

流通業者や小売業者にとっても、商品の販売以外の新たな収益機会として、広告プラットフォームの提供や企業との共同販促の機会増加といったインパクトが期待されている。

ジュグラー循環(ジュグラーの波, 中期波動)

ジュグラー循環(Juglar cycle)とは、経済が好景気と不景気の間を交互に繰り返す変動「景気循環」の一つで、約10年周期(7年から11年)の景気循環である。物価や金利、生産量や雇用などで見られ、設備投資の変動に起因するとされることから「設備投資循環」とも呼ばれる。「ジュグラーの波」「中期波動」ともいう。

フランスの経済学者クレマン・ジュグラー(Joseph Clément Juglar)が1860年の著書にて主張したことに由来する。

景気循環の種類は他に、約40カ月の短い周期の循環「キチン循環(短期波動)」、約20年周期の「クズネッツ循環(建築循環)」、約50年周期の「コンドラチェフ循環(長期波動)」がある。

ローボール・テクニック

ローボール・テクニック(low-ball technique)とは、最初に受け入れられやすい要求を承諾させた後に、相手に都合の悪い条件を加えたり当初の条件の一部を取り除いたりする交渉テクニックのこと。「特典除去法」「承諾先取り法」とも呼ばれる。「自分の発言や行動、態度、立場を一貫したものとしたい」という人間の心理「一貫性の原理」を交渉に応用したものである。

「相手が受け取りやすい低いボールを投げること」に由来する。例えば、大特価セールの触れ込みに惹かれて来店したがセール対象の商品は一部であり、気になった商品はセール対象外だったが結局購入に至ってしまうケースが挙げられる。

承諾の後から条件を変更したり勘違いさせる交渉テクニックのため、詐欺などに悪用されることがある。

ドア・イン・ザ・フェイス(譲歩的依頼法)

ドア・イン・ザ・フェイス(door-in-the-face technique)とは、あえて最初に大きな要求をして相手に断らせることで、譲歩案として本来の要求を承諾させやすくする交渉テクニックのこと。「譲歩的依頼法」とも呼ばれ、「一度断った」ことへの罪悪感からお返しをしなければ申し訳ないと考える「返報性の原理」を応用したものである。

慣用句の「shut the door in the face (門前払いを食わせる)」を由来とする。例えば最初にあえて高額な金額の提示をして断られた上で、大幅な値引きに応じたと見せかけて本来の金額を提示して承諾してもらおうというものである。

「ドア・イン・ザ・フェイス」に対して、相手に目的の要求を承諾してもらうために最初に小さな要求を承諾させて徐々に要求を大きくしていく交渉テクニックを「フット・イン・ザ・ドア (foot in the door)」という。

バリュープロポジション

バリュープロポジション(value proposition)とは、顧客が製品を選んだ際に企業が顧客に対して提供を約束する顧客価値のこと。顧客が求める価値のうち、自社が提供できて競合他社にはない独自の価値の領域を指す。多くは簡潔な内容で定義される。

顧客に製品を選ばれるには顧客の立場に立って自社の製品やサービスを捉える必要がある。顧客は自社が想定しているものとは別の価値を求めていることがあり、顧客が望む価値と自社が提供する価値を合致させなければならない。その中でも、競合他社にはない自社独自の価値の提供が求められる。

バリュープロポジション

1988年にマッキンゼー・アンド・カンパニーのMichael LanningとEdward Michaelsが「a business is a value delivery system」というドキュメントで使用したのが最初とされる。

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バニラ

バニラ(vanilla)とは、ソフトウェアやゲーム、IT領域などにおいてカスタマイズや改変などを施していないオリジナルの状態のこと。拡張機能の追加や標準設定の変更、任意なローカライズなどをしていない、提供された標準の状態のことである。英語の「vanilla」の意味の一つ「普通の、ありきたりな、プレーンの」に由来する。

ソフトウェアだけでなく、サーバーやコンピューターなどのハードウェア、アルゴリズムやプログラミング言語といった技術仕様などさまざまな領域においても、「オリジナルな」「標準の」「プレーンの」状態を表すものとして「バニラ○○」などと用いられることがある。

フット・イン・ザ・ドア(段階的要請法)

フット・イン・ザ・ドア(foot-in-the-door technique)とは、相手に目的の要求を承諾してもらうために、最初に小さな要求を承諾させて徐々に要求を大きくしていく交渉テクニックのこと。「段階的要請法」とも呼ばれ、「自分の発言や行動、態度、立場を一貫したものとしたい」という人間の心理「一貫性の原理」を交渉に応用したものである。

営業担当者が話を聞いてもらうにあたり、ドアを閉められないように足を入口の中へ突っ込む様子に由来する。「まずはご挨拶から」に始まり、小さな許諾をきっかけとしてその延長線にある価値観に沿った目的の要求を承諾してもらおうというものである。

「フット・イン・ザ・ドア」に対して、あえて最初に大きな要求をして相手に断らせることで、譲歩案として提示する本来の要求を承諾させやすくする交渉テクニックを「ドア・イン・ザ・フェイス (door-in-the-face technique)」という。