レトリック(修辞技法)

レトリック(rhetoric)とは、言葉を効果的に用いて、美しく適切に表現する技法のこと。修辞法、修辞技法。あるいは巧みに表現された言葉や美辞麗句のこと。

学術的な領域では、古代ギリシアより西洋で継承されてきた言語技術の研究および学問的体系のことを指す。

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正規化

正規化とは、データを一定の規則に従って整形、変換、再編して、利用しやすい状態にすること。データの重複をなくして管理を容易かつ効率的にし、より多様な目的で扱いやすくするためのデータベースの構築技法の一つである。

様々な分野で用いられる概念であり、整形や変換などの処理方法は異なる。

ボトルネック

ボトルネックとは、物事のスムーズな進行の障害となる要素のこと。その特定の要素が遅延の原因となり、他所をいくら向上させても物事全体の進行の改善には至らない場合に、その特定要素はボトルネックと呼ばれる。「隘路(あいろ)」や単に「ネック」とも呼ばれる。

ボトルネックは処理能力や容量が小さく、負荷が集中してプロセスの能力や速度を規定してしまい、全体の成果に影響する。

英語で「瓶の首」を意味し、瓶の中にどれだけ水が入っていても細い瓶の首が出る水の量は限られているという例えに由来する。

二重価格表示

二重価格表示とは、商品やサービスを販売する際に、「実売価格」と共に「市価」「定価」「自店の旧価格」などを併記してその値引き幅を強調して表示すること。

「根拠のない市価」「架空の希望小売価格」「販売実績のない旧価格」などを表示し、実際よりも著しく有利であると誤認させることは、「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」によって禁止されている。

二重価格の表示そのものは景品表示法に違反しないが、実際よりも著しく有利であると思わせる表示であれば「不当表示」として景品表示法違反となる。

二重価格表示 | 消費者庁

スループット

スループットとは、ITや通信の分野においては、コンピューターやネットワーク回線が一定時間あたりに処理できるデータ量のこと、あるいはそのデータ処理能力のこと。通信のスループットの場合は、1秒あたりに転送可能なビット数(bps、kbps、Mbps)を単位に表される。数値が大きいほど、処理能力が高い、あるいは通信回線の速度が速いことを表す。

ビジネス領域においては、製品の売上高から、製品を販売するのにかかった原材料費や輸送費などの変動費を引いた額のことを指す。製品の生産を軸にするのではなく、販売を通して得たキャッシュが重要であり、そのキャッシュを生むスピードへの意識が重要となる。そのため、売上に貢献しない人員や工数、活動は削減すべきものとなる。


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ASMR

ASMRとは、聞いていて気持ち良いと感じたりオーガズムを感じたりする音や感覚のこと。「音フェチが感じる気持ちよさ」。Autonomous Sensory Meridian Responseの略で、読みは「エーエスエムアール」だが「アスマー」「アズマー」と呼ばれることもある。自律感覚絶頂反応。

食事の際の咀嚼音、耳に吐息がかかるようなささやき声、耳掻きのときのカサカサとした音、パソコンキーボードの打鍵音など、多様なものがあり、また感覚にも個人差がある。

このような嗜好の音と映像を動画にしたものは「ASMR動画」と呼ばれ、YouTubeなど動画共有サイトで多く投稿されている。

ASMR – YouTube

正常性バイアス

正常性バイアスとは、異常事態に直面していながら「自分は大丈夫だろう」「たいしたことにはならない」と正常の範囲内であると考えて、心の平静を保とうとする心理傾向、認知バイアスの一つ。「正常化の偏見」「恒常性バイアス」。

人間が生きていく上で必要な心の働きである一方で、災害や事故の発生時や危機的な状況に遭った際に、危険や脅威を軽視したり誤報だと捉えたり、安全だと判断してしまうことで、避難や初動対応の遅れの原因となる。

河川の氾濫や火山噴火、見えないところで発生した火災など、異常事態の発生から被害発生までに一定の時間がかかる場合に、正常性バイアスは強くかかるとされる。

ファストカジュアル

ファストカジュアルとは、外食業の業態区分の一つで、ファーストフードとファミリーレストランの中間にあたる業態のこと。ファーストフードよりも高品質で高価格、ファミリーレストランよりも低価格で簡素なサービスかつ短時間で提供される。

ファーストフードが普及した後のアメリカにおいて、「少し高くても、品質が良く安全でおいしい料理を」という消費者意識と需要の変化によって2000年頃から生まれた業態である。ファーストフードを高級化した店舗、ファミリーレストランを低価格化したものなど、店舗形態は多様化しているが、以下の要素を備えていることが多い。

  • 作り置きではなく、できたてでの提供
  • オーガニック食品をはじめとした食材へのこだわり、トッピングなど顧客の嗜好に合わせたカスタマイズ
  • 見せる調理場、おしゃれで居心地良くくつろげる店内

日本で普及しているチェーン店では「フレッシュネスバーガー」「モスバーガー」「サブウェイ」などが該当するが、従来はファーストフードとして捉えられることが多かった。2016年前後からの「シェイクシャック」「カールスジュニア」「ウマミバーガー」といった外資系ハンバーガーチェーン、タコスやサラダ、スープなどの業態でもファストカジュアルは多く見られる。