OSINT (Open-Source Intelligence, オシント)

「OSINT (Open-Source Intelligence, オープンソース・インテリジェンス)」とは、一般に公開されている情報を収集、分析、突合し、独自の有用な情報に変換して活用できる状態にする手法のことである。「OSINT」を「オシント」と読むことがある。もともとは国家レベルの国防や軍事領域における情報収集手法であり、政府や軍、ジャーナリストや調査会社などが活用する。

一般に公開されている情報は、書籍や新聞をはじめとした出版物、ニュースなどのメディアの情報、インターネット上の情報、街中の配布物や落書き、人々の会話に至るまで、あらゆるものが対象となる。

公開情報から重要な情報へと変換する手法ではあるものの、無条件、無制限に扱って良いわけではない。利用条件によっては例えばプライバシーの侵害に該当し、法に触れる可能性もある。

インターネットの普及によりOSINTを悪用したサイバー攻撃が行われたり、またその攻撃者の特定といった防御の側面においてもOSINTが用いられるなど、インターネットセキュリティの側面でも注目を集めている。