集合知(集団的知性)

集合知(collective intelligence, collective knowledge, wisdom of crowds)とは、多くの人の知識を蓄積して価値のある情報として体系化したもの、もしくはそのような概念のこと。「集団的知性」ともいう。

個々の知識だけでは大きな価値を生みにくい。しかし多くの人から知識を収集し、誤りの修正や内容の更新を重ねることで、個々の知識では到達しなかった高い次元の価値を創造し、より優れた知性になるというものである。

ITの領域でも古くからLinuxといったオープンソースのソフトウェアなどで用いられた概念である。近年では、インターネットの普及により個人による集合知形成への貢献機会が大幅に増加し、Webコンテンツも集合知として活用されるようになった。代表的なものとしてインターネット上の百科事典「Wikipedia」が挙げられる。2005年以降に流行した「Web 2.0」で登場したブログやソーシャルメディアなどのコンテンツ、UGC(ユーザー生成コンテンツ)も、集合知の一つとして捉えられる。

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