UGC (User Generated Content, ユーザー生成コンテンツ)

UGCとは、User Generated Contentの略で、主にインターネット上にてユーザー(消費者)が生成し投稿したコンテンツのこと。「ユーザー生成コンテンツ」。「企業やプロが作成し発表したコンテンツや広告ではない、一般の消費者によるコンテンツ」という意識的な区別をしたものとして、用いられることが多い。

UGCには、ECサイトへのレビューや口コミ、電子掲示板への投稿、ブログ記事、TwitterやFacebook、Instagram、TikTok、YouTubeといったソーシャルメディア(SNS)に投稿されたコンテンツなどがある。

2005年以降に流行した「Web 2.0」ブームでは、消費者が発信する情報の中心的な役割として扱われた。当時は類似の概念である「CGM (Consumer Generated Media)」として使用されることが多かった。

2010年前後よりソーシャルメディア(SNS)およびモバイル端末が広く普及し、テキスト情報だけでなく写真や動画を用いたビジュアル中心の表現が多用され、UGCの増加を加速させている。

一般の消費者によるコンテンツの方が「親近感」「自分ゴト」「広告っぽくない」といった印象をより抱きやすい。企業による広告のクリエイティブにもUGC的な表現が用いられたり、UGCそのものを広告として活用したりする動きが生まれた。その流れがインフルエンサー・マーケティングにもつながる。

また、「Wikipedia」に代表されるような多くの人の知識を蓄積して体系化する「集合知」への活用にも寄与している。