エンゲージメント率とは、SNSやソーシャルメディア上のマーケティング活動において、投稿に対してユーザーがどれだけ反応(アクション、エンゲージメント)を示したかを表す指標のこと。
「エンゲージメント数(=反応数、アクション数)」には、投稿への「いいね!」やシェア、コメントなどが含まれるが、その定義はSNSサービスごとに異なる。そのため、エンゲージメント率の算出方法もSNSサービスやサードパーティベンダーによって異なる。
本来「エンゲージメント」の意味は、ポジティブ反応やネガティブ反応の両方を含む積極的な関与ことである。SNSやソーシャルメディアの登場以降は、そこで展開されるマーケティングの効果測定の指標の一つとして「エンゲージメント率」は用いられている。
エンゲージメント率は、効果測定指標の実態としては「SNSアカウントによる投稿への反応率、アクション率」のことである。ここでも基本的にはポジティブな反応もネガティブな反応も両方を含む。
主要SNSサービスにおけるエンゲージメント率の計算方法
Twitterのエンゲージメント率は、投稿のインプレッション数に対するエンゲージメント数で算出される。ここでのエンゲージメント数は、「投稿への各クリック数、返信、リツイート、いいね、フォローの総数」である。
Twitterのエンゲージメント率 (%) = エンゲージメント数(投稿への各クリック数、返信、リツイート、いいね、フォローの総数) ÷ 投稿のインプレッション数
Facebookのエンゲージメント率は、投稿のリーチ数に対するユニークな反応数(エンゲージメント数)で算出される。ここでのエンゲージメント数は、「いいね、コメント、シェア、クリックのいずれかの反応をしたユニークユーザー数」である。
Facebookのエンゲージメント率 (%) = ユニークなエンゲージメント数(いいね、コメント、シェア、クリックのいずれかの反応をしたユニークユーザー数) ÷ 投稿のリーチ数
Instagramのエンゲージメント率は、公式には存在しない。反応を表すエンゲージメントは、いいね、コメント、投稿保存の総数で算出されることが多い。