ビジネスに関するキーワード(202件)

アウトパフォーム

アウトパフォーム(outperform)とは、金融や投資の領域において株やファンドの運用指標がベンチマークとなる基準を上回っていること。ファンドや銘柄、ポートフォリオなどの運用成績が、「日経平均株価」「TOPIX (東証株価指数)」「S&P 500」といったベンチマークに [……]

ハドルミーティング(ハドル会議)

ハドルミーティング(huddle meeting)とは、必要なタイミングにて最低限のメンバーで行う短時間のビジネスミーティングのこと。必要なときにさっと関係者が集まり、ミーティングが終わればすぐに解散してそれぞれの仕事に戻るといったスタイルの会議である。ミーティングは10分から3 [……]

コールドコール

コールドコール(cold call)とは、見知らぬ相手からの電話のこと、もしくはこれまで接点のなかった相手に対して電話で接点を持とうとすることである。特にBtoBビジネスなどの領域においては、面識も接点もない相手に対して電話をかけ、商品やサービスの営業提案を行うことを指す。営業電 [……]

T2D3

T2D3とは、スタートアップ企業、特にSaaSビジネスを展開する企業がPMF(プロダクトマーケットフィット)の後にARRを「3倍、3倍、2倍、2倍、2倍 (Triple, Triple, Double, Double, Double)」のペースで毎年成長させることを指す。5年後に [……]

Points of X (POD / POP / POF)

「Points of X (POX)」とは、マーケティングのポジショニング分析において競合と比較して自社や自ブランドの特徴を明確にするための分析フレームワークのこと。略してPOXと表されることがある。 競合に対するポジショニングを「Difference (違い、便益)」「Pari [……]

カウンターパート(対応相手)

カウンターパート(counterpart)とは、取引や交渉やコミュニケーションなどにおける対応相手、相手方のこと。やりとりをする相手の担当者や担当部門などを指す。ビジネスや外交などの領域で用いられる。 コミュニケーションや共同作業を行う際の、互いに同格なポジションの対応相手、同等 [……]

ローボール・テクニック

ローボール・テクニック(low-ball technique)とは、最初に受け入れられやすい要求を承諾させた後に、相手に都合の悪い条件を加えたり当初の条件の一部を取り除いたりする交渉テクニックのこと。「特典除去法」「承諾先取り法」とも呼ばれる。「自分の発言や行動、態度、立場を一貫 [……]

ドア・イン・ザ・フェイス(譲歩的依頼法)

ドア・イン・ザ・フェイス(door-in-the-face technique)とは、あえて最初に大きな要求をして相手に断らせることで、譲歩案として本来の要求を承諾させやすくする交渉テクニックのこと。「譲歩的依頼法」とも呼ばれ、「一度断った」ことへの罪悪感からお返しをしなければ申 [……]

バリュープロポジション

バリュープロポジション(value proposition)とは、顧客が製品を選んだ際に企業が顧客に対して提供を約束する顧客価値のこと。顧客が求める価値のうち、自社が提供できて競合他社にはない独自の価値の領域を指す。多くは簡潔な内容で定義される。 顧客に製品を選ばれるには顧客の立 [……]

フット・イン・ザ・ドア(段階的要請法)

フット・イン・ザ・ドア(foot-in-the-door technique)とは、相手に目的の要求を承諾してもらうために、最初に小さな要求を承諾させて徐々に要求を大きくしていく交渉テクニックのこと。「段階的要請法」とも呼ばれ、「自分の発言や行動、態度、立場を一貫したものとしたい [……]

ダウンサイドリスク(ダウンサイド)

ダウンサイドリスク(downside risk)とは、金融や投資の領域において不確実性や変動可能性をリスクとして捉えたときの「損失を被る可能性」「下振れする可能性」のこと。株価や相場などが事前の想定や目標よりも下回る可能性のことである。「ダウンサイド確率」といった表現などでも用い [……]

アップサイド(アップサイドリスク)

アップサイド(upside)とは、金融や投資の領域において不確実性や変動可能性をリスクとして捉えたときの「利益を得る可能性」「上振れする可能性」のこと。「アップサイドリスク (upside risk)」を省略した表現であり、「アップサイド収益」「アップサイドリターン」といった表現 [……]

プッシュ型とプル型

主にマーケティング領域で用いられるプッシュ型とプル型とは、顧客との接点作りの2種類のアプローチのことである。 「プッシュ型」とは、企業が見込み顧客へ積極的にアプローチする方法のことである。企業が能動的に営業や情報送信などを行い、顧客は受動的にそれを受け取るというものである。わかり [……]

ジョイントベンチャー(合弁企業)

ジョイントベンチャー(joint venture)とは、複数の企業や組織が共同で出資し合って新しい会社を立ち上げ、事業を行うこと。「合弁企業」「合弁事業」などとも呼ぶ。 互いの経営資産を持ち寄って経営が行われ、かつそれぞれの企業の技術やノウハウを生かせるため、低リスクでスピード感 [……]

口座を開く(口座を開ける)

ビジネス会話における「口座を開く」とは、「(与信の調査などを経て)企業間取引を開始する」を意味するビジネス用語であることが多い。銀行など金融機関の口座を開くという意味ではなく、相手企業の顧客台帳に追加された状態を指す。「口座を開ける」「口座を作る」「口座を持つ」ともいう。 この場 [……]

規模の経済

規模の経済(economies of scale)とは、製造業などにおいて事業規模が大きくなり製品の生産量が増えるほど単位あたりのコストが低下し(費用逓減)、競争上有利になること。 製造に伴う変動費は生産量に比例して変動するため生産量の増加と共に増え、生産量の減少と共に減少する。 [……]

IPO (新規公開株式)

IPOとは、initial public offeringの略で、未上場企業が新規に株式を証券取引所を通して株式市場に公開(つまり上場)し、一般の投資家に向けて売り出すこと。「新規公開株式」「新規上場株式」「新規公開株」「新規株式公開」などと呼ぶ。 それまでは企業のオーナーやベン [……]

M&A (合併と買収)

M&Aとは、「mergers and acquisitions」の略で、企業の合併買収のこと。企業や事業の経営権の移転を伴う取引である。英語でそれぞれ「合併 (mergers)」と「買収 (acquisitions)」を意味する。読みは「エムアンドエー」。 合併には新設合 [……]

COPQ (cost of poor quality)

COPQとは、「cost of poor quality」の略で、低品質や欠陥が原因で発生するコストのことである。経営改革手法「シックスシグマ」で用いられる指標の一つ。「PQC (poor quality costs」と呼ぶこともある。 COPQは、再検査ややり直しに伴う人件費や [……]

ゼロイチ

ビジネス領域におけるゼロイチとは、まだ世の中に存在しない製品やサービス、価値を作り出すことを意味するビジネス用語である。あるいはまったく何も準備されていない状態から新しい事業を立ち上げることを意味することもある。 まったく新しい価値を作り出すことや新規事業の立ち上げのいずれにおい [……]

先祖返り

先祖返りとは、ビジネスやITの領域においてはソフトウェアやデータなどを更新する際に何らかの理由で過去の古いバージョンに書き換えられてしまうこと。もともとは生物の進化の過程で失ったと思われた遺伝子上の形質が突然その子孫に出現することである(帰先遺伝)。読みは「せんぞがえり」。 ビジ [……]

PLG (Product-Led Growth, プロダクトレッドグロース)

PLGとは、Product-Led Growth(プロダクトレッドグロース)の略で、製品やサービスの利用そのものが顧客の獲得や活性化、維持、拡大を促進させる事業モデルのこと。製品の中にマーケティングやセールス、カスタマーサクセスなどが組み込まれ、効率的に製品を成長させることができ [……]

対数的に増加(対数関数的成長)

「対数的に増加」とは、時間など(x軸)の経過に伴ってある量(y軸)の増加の速度が緩やかになっていくこと。x軸に対するy軸の成長曲線の増加具合がなだらかになっていくこと。対数関数にて表せる現象で「対数関数的成長 (logarithmic growth)」「対数的成長」などとも呼ぶ。 [……]

ビアバッシュ

ビアバッシュ(beer bash)とは、お酒や軽食を食べながらカジュアルな交流を行うビジネスイベント、懇親会のこと。ビールなどのお酒を飲んだりピザなどの軽食を食べながら、仕事の間柄の仲間や関係者などとワイワイ楽しく行うイベントである。「beer (ビール)」と「bash (賑やか [……]

FAANG

FAANGとは、Facebook、Amazon、Apple、Netflix、Googleの5企業をまとめた呼称のこと。それぞれの頭文字を取ったもので、読みは「ファング」。 これらのアメリカ企業はIT分野の各市場を席巻して生活に欠かせないプラットフォームとなっており、動向を見逃せな [……]

COGS (cost of goods sold, 売上原価)

COGSとは、cost of goods soldの略で、売上原価のこと。企業会計で用いられる費用区分の一つで、販売した商品に直接関わるすべての費用のこと。業種により売上原価に含める原価の範囲は変わるが、一般的には商品の仕入れ金額、製造費、製造に関わる人件費などの諸経費を含む。売 [……]

RTB (reason to believe)

マーケティング領域におけるRTBとは、reason to believeの略で、消費者がそのブランドや商品を信頼するに足る理由や根拠、訴求のこと。消費者が商品やサービスを選ぶ際に感じる「約束された価値」であり、ブランドや企業にとってはその商品を選択してもらうために揃えた説得要素で [……]

エンタープライズ企業(大企業, エンプラ)

エンタープライズ企業(enterprise)もしくはエンタープライズとは、一般的には法人を分類する際に中小企業(SMB)と区別して「大企業や官公庁」といった従業員規模の大きな企業のことを指す。単に「エンタープライズ」とも呼ぶ。「エンプラ」と略されることもある。 IT製品などの営業 [……]

サービスブループリント

サービスブループリント(service blueprint)とは、製品やサービスがユーザーに提供されるまでプロセスを、提供者をはじめ関係者とシステムの動きを合わせて時系列で可視化したツールのこと。ユーザー体験に関わるすべての業務プロセスを含み、サービスの設計や運用管理、ユーザーエ [……]

ダブルジョパディの法則

マーケティングにおけるダブルジョパディの法則(the double jeopardy law)とは、市場浸透率の低いブランドほど購入頻度も少なくなるという現象、経験則である。市場シェアの低いブランドは購買人数が少なく、またこれら商品の購買客の購買頻度(ロイヤルティ)も低いため、二 [……]