マジックナンバー分析(magic number analysis)とは、ユーザーが特定のアクションを何回以上行うとサービスや製品の継続利用や売上に大きく寄与するのかを分析すること。
ここでの「マジックナンバー」とは、サービスや製品の継続利用や売上に大きく寄与すると考えられる一定期間内のユーザーの特定アクションの実行回数のことを指し、プログラミング領域での意味とは異なる。主にスタートアップやSaaS、プロダクトアナリティクスなどのビジネス領域で用いられる。
一般的には「初期の起点行動からの一定期間」「特定のアクション」「実行回数」の3つの要素を見つけ出す必要がある。
例えば、Facebookでは「会員登録から10日間で7人と友達になる」ことでサービスの継続率が大きく向上することが分析で判明し、それを元に多くの施策が行われたとされる。このように継続利用のトリガーとなる条件を見つけ出し、それをKPIとして扱うことで、サービスや製品の収益性を大きく成長させることができる。