価値に関するキーワード(62件)

OSINT (Open-Source Intelligence, オシント)

「OSINT (Open-Source Intelligence, オープンソース・インテリジェンス)」とは、一般に公開されている情報を収集、分析、突合し、独自の有用な情報に変換して活用できる状態にする手法のことである。「OSINT」を「オシント」と読むことがある。もともとは国家 [……]

Points of X (POD / POP / POF)

「Points of X (POX)」とは、マーケティングのポジショニング分析において競合と比較して自社や自ブランドの特徴を明確にするための分析フレームワークのこと。略してPOXと表されることがある。 競合に対するポジショニングを「Difference (違い、便益)」「Pari [……]

バリュープロポジション

バリュープロポジション(value proposition)とは、顧客が製品を選んだ際に企業が顧客に対して提供を約束する顧客価値のこと。顧客が求める価値のうち、自社が提供できて競合他社にはない独自の価値の領域を指す。多くは簡潔な内容で定義される。 顧客に製品を選ばれるには顧客の立 [……]

個人視聴率

個人視聴率とは、世帯の中で誰が何人でテレビ番組を視聴しているかを示す推定値のこと。2020年からの新視聴率調査によって個人視聴率の取得が本格化し、それまで利用されていた世帯視聴率に替わる指標として扱われている。 世帯視聴率と異なり、個人視聴率は視聴者の年齢や性別、職業などを判別で [……]

ゼロイチ

ビジネス領域におけるゼロイチとは、まだ世の中に存在しない製品やサービス、価値を作り出すことを意味するビジネス用語である。あるいはまったく何も準備されていない状態から新しい事業を立ち上げることを意味することもある。 まったく新しい価値を作り出すことや新規事業の立ち上げのいずれにおい [……]

コア視聴率

コア視聴率(コアターゲット視聴率)とは、世帯の中で誰が何人でテレビ番組を視聴しているかを示す推定値「個人視聴率」のうち、「コア層」と呼ばれる13歳~49歳による視聴率のこと。テレビ局や広告業界などが重視するようになった指標の一つである。 世帯視聴率と異なり、個人視聴率は視聴者の年 [……]

RTB (reason to believe)

マーケティング領域におけるRTBとは、reason to believeの略で、消費者がそのブランドや商品を信頼するに足る理由や根拠、訴求のこと。消費者が商品やサービスを選ぶ際に感じる「約束された価値」であり、ブランドや企業にとってはその商品を選択してもらうために揃えた説得要素で [……]

トークン

トークン(token)とは、もともと「象徴」「しるし」「記号」「証拠」などを意味する英語だが、ビジネスや金融関係などの文脈では「何らかの価値を示すもの、象徴」としてさまざまな意味で用いられる。 代用貨幣、代用通貨 ブロックチェーン技術を用いて発行された仮想通貨や暗号資産などの電子 [……]

パテント(特許)

パテント(patent)とは、特許、特許権のことで、国が法令によって発明者やその承継人に対して特許権を付与して利用権利を保護する行政行為である。 単に特許を表す際に用いるだけでなく、「パテント商品」「パテント料」のように他の用語と組み合わせて用いることも多い。他の用語と組み合わせ [……]

プチプラ

プチプラとは、「プチプライス」の略称で、「値段が安い」を意味する用語。フランス語で「小さい」を意味する「プチ (petit)」と英語の価格「プライス (price)」を組み合わせた和製英語の略語である。 主に化粧品や女性向けファッション、小物、雑貨などに対して用いられる。単に値段 [……]

Time to Value (TTV)

Time to Value(タイムトゥバリュー, TTV)とは、顧客が製品やサービスを利用し始めてからその価値を実感するまでにかかる時間のこと。カスタマーサクセスにおいて顧客の事業を金銭的な成功へと導くことは重要だが、同時に製品への投資に対して早期にその効果を実感してもらうことも [……]

レガシー企業

レガシー企業(legacy company)とは、数十年といった長い歴史を持ち、また従業員や売上にて大きな規模を有したり、創業から現在にわたって何代もの社長が務めたりするような企業を意味することが多い。過去からの歴史と業績が著しく、また何世代かにわたってそれが引き継がれている伝統 [……]

MWTP(限界支払意志額)

MWTPとは、「marginal willingness to pay」の略で、製品やサービスに対して消費者が支払っても良いと考える最大の価格のこと。消費者に受け入れられる支払意思額「WTP (willingness to pay)」のうち最大の金額である。アンケート調査で得られ [……]

集合知(集団的知性)

集合知(collective intelligence, collective knowledge, wisdom of crowds)とは、多くの人の知識を蓄積して価値のある情報として体系化したもの、もしくはそのような概念のこと。「集団的知性」ともいう。 個々の知識だけでは大き [……]

名目所得

名目所得(nominal income)とは、物価や市場の変動を考慮せずに、金額で表示された額面通りの所得のこと。 例えば「100万円の名目所得」を考えたとき、現在の100万円と100年前の100万円は物価が異なるため金額価値としては異なるが、名目所得としては同じ100万円である [……]

TPOS (TPO)

TPOSとは、「Time(時間)」「Place(場所)」「Occasion(場面)」「Style(ライフスタイル)」の頭文字を取った略語で、「時と場所、場面、ライフスタイルを考慮して」という意味で用いられる。日本固有の表現、和製英語である。読みはアルファベットで「ティーピーオーエ [……]

PER(株価収益率)

PERとは、Price Earnings Ratioの略で、株価が1株当たりの当期純利益の何倍の値段が付いているかを示す指標、投資尺度のこと。現在の株価が企業の収益力に対して割高か割安か(投資価値があるか)を判断する際に利用される。日本語では株価収益率。読みは「ピーイーアール」。 [……]

知的財産 (IP)

知的財産(intellectual property, IP, 知財)とは、人の創造的活動から生まれた創作物や著作物、コンテンツや製品、標識(商標などの識別情報、イメージ)、独自のノウハウや技術情報といった有用な情報など、経済的な価値を有する無体物、無形資産のこと。著作権や特許権 [……]

NFT(非代替性トークン)

NFT(non-fungible token, ノンファンジブル・トークン)とは、ブロックチェーン上で発行され、唯一無二の存在であることを証明されたデジタルデータのこと。ブロックチェーン上(デジタル上)における資産鑑定書や所有証明書のような識別子を所有し、「世界に1つだけのデータ [……]

デフォルト効果

デフォルト効果(default effect)とは、人間の意思決定や選択が最初に設定されている初期値(デフォルト)に影響されるという心理的傾向のこと。変える必要のないものに対して思考エネルギーの消費を回避しようとしたり、現状からの変化を「安定の損失」と認識したりする「現状維持バイ [……]

クリエイターエコノミー(個人経済圏)

クリエーターエコノミー(creator economy)とは、個人が発信や創作物、コンテンツ、スキル、物販などによって収益化を行う経済圏のこと。「個人経済圏」とほぼ同義。 クリエイターとは、高度な技術や才能を持った「プロ」や芸術家というわけではなく、あらゆるレベルの創作活動や技術 [……]

ドメイン知識(ドメインナレッジ)

ドメイン知識(domain knowledge, ドメインナレッジ)とは、特定の専門分野や業界についての知識、知見のこと。専門家やその領域に詳しい人が持つような体型的な専門知識のことである。 例えば、データ分析やプログラミングといった汎用的な技術(一般知識)だけでは、表層的な価値 [……]

プロセスエコノミー

プロセスエコノミーとは、商品や成果物といったコンテンツのアウトプットの価値だけでなく、その製作の過程や途中段階といったプロセスにも経済的な価値があるとする考え方のこと。2020年に実業家で投資家の古川健介氏(けんすう)が提唱した。 アウトプットである商品や成果物に価値を置く経済は [……]

マインドセット

マインドセット(mindset)とは、個人もしくは集団が持っているものの見方、考え方、思考傾向のセットのこと。信念や心構え、価値観や判断基準、暗黙の了解、思い込みや先入観などを含む。その人(集団)の価値観や哲学を根底とするものといえる。 マインドセットが確立していると、その人や集 [……]

パラダイムシフト

パラダイムシフト(paradigm shift)とは、それまで当然のこととして考えられていた思想や価値観、概念などが、劇的に変化あるいは根本から転換すること。パラダイムチェンジ。 もともと「パラダイムシフト」は、アメリカの哲学者で科学者のトーマス・クーン(Thomas Samue [……]

ブランド・ロイヤルティ

ブランド・ロイヤルティ(brand loyalty)とは、他の代替ブランドがある中で消費者が特定のブランドの商品を繰り返し購入する状態、「ブランドへの忠誠心」のこと。習慣や惰性のリピート購入を含む。ブランドが持つ無形の資産価値「ブランド・エクイティ」を構成する重要な要素の一つ。通 [……]

ディドロ効果

ディドロ効果(Diderot effect)とは、これまでの生活環境になかった「理想的な価値」を持つ新たなものを手に入れた際、その新たな価値に合うような関連するもので統一しようとする心理的傾向のこと。 人は自分のアイデンティティに沿って商品を購入し、見た目や雰囲気を統一し、また自 [……]

レバレッジ

レバレッジ(leverage)とは、もともとは「てこの作用」「影響力」を意味する英語だが、小さな力で大きな物事を動かす仕組みのことを表す。 特に金融の領域においては、小さな自己資金を元手に大きな金額の取引を可能にする仕組みのことを指す。例えば借り入れや資金調達を行って他人資本を増 [……]

KBF (key buying factor, 購買決定要因)

KBFとは、ビジネス領域においては「key buying factor」の略で、顧客が商品やサービスを購入する際に重視する要素、要因のこと、もしくは実際に顧客が購入した際に大きく影響した要素のこと。「購買決定要因」。前者は顧客の中にあるニーズで、後者はそれ以外の外的要因を含み、文 [……]

イノベーションのジレンマ

イノベーションのジレンマ(innovator’s dilemma)とは、業界の市場シェアを大きく占めるような大企業が、既存顧客の需要に対応して製品の品質や技術の向上に注力した結果、新しい市場の需要に気付けずイノベーションの遅れを取り、その結果、新興企業に市場を奪われて経営環境が悪 [……]