レガシー企業

レガシー企業(legacy company)とは、数十年といった長い歴史を持ち、また従業員や売上にて大きな規模を有したり、創業から現在にわたって何代もの社長が務めたりするような企業を意味することが多い。過去からの歴史と業績が著しく、また何世代かにわたってそれが引き継がれている伝統ある企業のことである。

過去からの遺産や財産や業績、世代から世代へ受け継いだもの「レガシー」を企業に当てはめたものである。非常に安定感があり、長い歴史を持つことから「老舗」と呼ばれたり、財閥に起源あるいは関連したりする企業であることも多い。自社のことを指して呼ぶことは少ない。

本来はネガティブな意味合いを持たない言葉だが、「堅苦しい」「変化を嫌い柔軟性に欠ける」「新規性やバイタリティがない」といったネガティブなニュアンスを伴って用いられることがある。そのニュアンスでは「JTC (Japanese Traditional Company)」に類似する。

「レガシー産業」「レガシー業界」も、「レガシー企業」と同じニュアンスでの「レガシー」の意味を用いている。