企業に関するキーワード(77件)

T2D3

T2D3とは、スタートアップ企業、特にSaaSビジネスを展開する企業がPMF(プロダクトマーケットフィット)の後にARRを「3倍、3倍、2倍、2倍、2倍 (Triple, Triple, Double, Double, Double)」のペースで毎年成長させることを指す。5年後に [……]

Points of X (POD / POP / POF)

「Points of X (POX)」とは、マーケティングのポジショニング分析において競合と比較して自社や自ブランドの特徴を明確にするための分析フレームワークのこと。略してPOXと表されることがある。 競合に対するポジショニングを「Difference (違い、便益)」「Pari [……]

ジョイントベンチャー(合弁企業)

ジョイントベンチャー(joint venture)とは、複数の企業や組織が共同で出資し合って新しい会社を立ち上げ、事業を行うこと。「合弁企業」「合弁事業」などとも呼ぶ。 互いの経営資産を持ち寄って経営が行われ、かつそれぞれの企業の技術やノウハウを生かせるため、低リスクでスピード感 [……]

口座を開く(口座を開ける)

ビジネス会話における「口座を開く」とは、「(与信の調査などを経て)企業間取引を開始する」を意味するビジネス用語であることが多い。銀行など金融機関の口座を開くという意味ではなく、相手企業の顧客台帳に追加された状態を指す。「口座を開ける」「口座を作る」「口座を持つ」ともいう。 この場 [……]

HR (human resources, 人的資源)

HRとは、human resourcesの略で、「人的資源」「人材」を意味する。企業経営に欠かせない4つの資源「ヒト・モノ・カネ・情報」の一つであり、重要な位置づけとして捉えた上で、その領域の活用の視点で用いられることが多い。「HR業界」「HRテック」「HR職」「HR業務」などの [……]

ピボット

ビジネス領域におけるピボット(pivot)とは、企業経営や事業戦略の方向転換のこと。特にスタートアップやベンチャー企業による主要事業の方向転換を指すことが多い。アメリカのシリコンバレーのスタートアップ界隈で用いられて広まったビジネス用語である。 スタートアップは新しいアイデアや技 [……]

M&A (合併と買収)

M&Aとは、「mergers and acquisitions」の略で、企業の合併買収のこと。企業や事業の経営権の移転を伴う取引である。英語でそれぞれ「合併 (mergers)」と「買収 (acquisitions)」を意味する。読みは「エムアンドエー」。 合併には新設合 [……]

SES (システムエンジニアリングサービス)

SESとは、システムエンジニアリングサービス(system engineering service)の略で、ソフトウエアもしくはシステムの開発、保守、運用などの業務に対して技術者を派遣する技術支援サービスのこと。このサービスを提供する企業を「SES企業」、このサービスに関する委託 [……]

FAANG

FAANGとは、Facebook、Amazon、Apple、Netflix、Googleの5企業をまとめた呼称のこと。それぞれの頭文字を取ったもので、読みは「ファング」。 これらのアメリカ企業はIT分野の各市場を席巻して生活に欠かせないプラットフォームとなっており、動向を見逃せな [……]

エンタープライズ企業(大企業, エンプラ)

エンタープライズ企業(enterprise)もしくはエンタープライズとは、一般的には法人を分類する際に中小企業(SMB)と区別して「大企業や官公庁」といった従業員規模の大きな企業のことを指す。単に「エンタープライズ」とも呼ぶ。「エンプラ」と略されることもある。 IT製品などの営業 [……]

アクハイア(アクハイアリング)

アクハイア(acqui-hire, acq-hire, acquihire, acqhire)もしくはアクハイアリング(acqui-hiring, acq-hiring)とは、人材獲得を目的とした企業買収、M&Aのこと。「acquisition (買収)」と「hire ( [……]

SIer (システムインテグレーター)

SIerとは、システム開発や保守運用などを請け負う事業者「システムインテグレーター (system integrator)」に対する通称である。システムインテグレーション(system integration)の略称「SI」に「~する人」の意味の接尾辞「-er」を付けた和製英語で [……]

MVV (ミッション・ビジョン・バリュー)

MVVとは、「Mission (ミッション)」、「Vision (ビジョン)」、「Value (バリュー)」のそれぞれの頭文字を取った略語である。 経済学者のピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)が2002年の著書『ネクスト・ソサエティ (Mana [……]

B4B (business for business, B for B)

「B4B (B for B)」とは、「business for business」の略で、企業間取引(business to business, B2B, BtoB)の関係性に加えてさらに協業や相互利益を重視する考え方のこと。「B4B企業」「B4Bモデル」などのように用いる。 B [……]

JTC (Japanese Traditional Company)

日本語のインターネットスラングとして用いられる「JTC」とは、「Japanese Traditional (Big, Old) Company」の略で、伝統的な日本の大企業のことを意味する。 伝統的な日本の企業の悪しき風習や良くない文化、もしくは「ありがちなこと」に対して揶揄、冷 [……]

ファクトブック

ファクトブック(factbook)とは、企業や組織が自社の市場におけるポジショニングや業績、歴史、サービス内容などを理解してもらうために、事実を客観的に整理した企業案内資料のこと。証券アナリストや投資家、報道機関などを対象に、自社の理解促進を目的に作成される。 メディアに自社のサ [……]

レガシー企業

レガシー企業(legacy company)とは、数十年といった長い歴史を持ち、また従業員や売上にて大きな規模を有したり、創業から現在にわたって何代もの社長が務めたりするような企業を意味することが多い。過去からの歴史と業績が著しく、また何世代かにわたってそれが引き継がれている伝統 [……]

レピュテーション

レピュテーション(reputation)とは、「評判、風評」を意味する英語である。 ビジネスにおいては、企業やブランドに対して世間やステークホルダーが抱く評判や風評のことを指す。レピュテーションを高く維持することでブランド価値は維持され、マーケティングや採用などにおいて非常に良い [……]

ゼブラ企業

ゼブラ企業(zebra startup, zebra company)とは、利益を出しながら社会貢献を目指す企業のこと。企業として持続的な繁栄を維持しつつ社会との共存共栄を図り、すべてのステークホルダーが利益を享受できるような組織を目指す企業のことである。スタートアップ企業が中心 [……]

PER(株価収益率)

PERとは、Price Earnings Ratioの略で、株価が1株当たりの当期純利益の何倍の値段が付いているかを示す指標、投資尺度のこと。現在の株価が企業の収益力に対して割高か割安か(投資価値があるか)を判断する際に利用される。日本語では株価収益率。読みは「ピーイーアール」。 [……]

IT企業

IT企業(IT company)とは、本来の意味ではコンピュータを基盤とした「情報技術 (information technology, IT)」の領域を扱う企業のこと。情報システム、アプリケーションソフトウェア、ハードウェアの開発や研究、デザイン、導入やサポート、保守運用などを [……]

BPO (ビジネス・プロセス・アウトソーシング)

ビジネスや経営におけるBPOとは、Business Process Outsourcing(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の略で、企業が活動する上で発生する一部の業務プロセスを専門の外部事業者に継続的に委託すること。人事や総務、経理、情報システムといった間接部門の業務など [……]

水平分業

水平分業(horizontal specialization)とは、製品の技術開発、製造、販売、アフターサービスなどの業務ごとに複数の企業が得意分野を担当する体制、ビジネスモデルのこと。例えば製品のサプライチェーンのうち、自社は能力を発揮できる領域を担当し、それ以外を外部企業に委 [……]

イネーブラー

イネーブラー(enabler, イネイブラー)とは、ビジネス領域においては他社のビジネスが成長する上で不可欠なインフラ基盤の一部として機能し、後方支援をする立場のこと。「イネーブラー型企業」などのように用いる。もともとは「何かの実現を可能にする人や手段、要素」を意味する英語(en [……]

ブランド・ロイヤルティ

ブランド・ロイヤルティ(brand loyalty)とは、他の代替ブランドがある中で消費者が特定のブランドの商品を繰り返し購入する状態、「ブランドへの忠誠心」のこと。習慣や惰性のリピート購入を含む。ブランドが持つ無形の資産価値「ブランド・エクイティ」を構成する重要な要素の一つ。通 [……]

テイクオーバー

テイクオーバー(takeover, take over)とは、「獲得、奪取」「引き取り」「乗っ取り」「買収」などを意味する英語である。ビジネス領域においては、稼働中の仕組みの代替や引き継ぎ処理を行うもの、あるいは企業買収などを意味する。 マーケティングの領域においては、他ブランド [……]

アジリティ(敏捷性)

アジリティ(agility)とは、ビジネス領域においては著しい経営環境の変化に対して機敏に対応することを意味する。もともとは「素早さ」「機敏性」や「犬の障害物競技」を意味する英語である。 変動や不確実性が高く複雑なVUCAな状況の中で、柔軟かつ即時に経営の意思決定を行える適応能力 [……]

OEM (original equipment manufacturing)

OEMとは、original equipment manufacturingの略で、委託者のブランドで製品の製造を行うこと、あるいはそのような受託企業(original equipment manufacturer)のこと。製品の企画開発から詳細設計は委託者が行い、製造を担当する [……]

ODM (original design manufacturing)

ODMとは、original design manufacturingの略で、委託者のブランドで製品の開発から設計、製造までを行うこと、あるいはそのような受託企業(original design manufacturer)のこと。製品の企画開発から詳細設計、製造までを受託者が行い [……]

イノベーションのジレンマ

イノベーションのジレンマ(innovator’s dilemma)とは、業界の市場シェアを大きく占めるような大企業が、既存顧客の需要に対応して製品の品質や技術の向上に注力した結果、新しい市場の需要に気付けずイノベーションの遅れを取り、その結果、新興企業に市場を奪われて経営環境が悪 [……]