ビジネス領域におけるピボット(pivot)とは、企業経営や事業戦略の方向転換のこと。特にスタートアップやベンチャー企業による主要事業の方向転換を指すことが多い。アメリカのシリコンバレーのスタートアップ界隈で用いられて広まったビジネス用語である。
スタートアップは新しいアイデアや技術、ビジネスモデルなどを基盤として短期間での事業の成長を図るが、必ずしも想定する成長にはならない。その際、元のアイデアの一部を軸にして方向転換や路線変更をしたり、これまでとは異なるアイデアに軸足を移すことがある。この方向転換をピボットという。成長が期待に対して芳しくない際に、どれだけ素早くピボットを図れるかが成功の鍵を握るともいえる。
もともとは「旋回軸、回転軸」「旋回運動」「中心点、中心となるもの」を意味する英語である。
この情報は役に立ちましたか?