ビジネスモデルに関するキーワード(30件)

P2C (person to consumer)

P2Cとは、「person to consumer」の略で、個人が企画、生産した商品を消費者に直接販売するビジネスモデルのこと。特に著名人やインフルエンサーといった影響力を持つ個人がその発信力を生かし、小売店などの中間業者を介さずにECなどで消費者に直接販売するものを指すことが多 [……]

フリーミアム

フリーミアム(freemium)とは、サービスや製品の基本機能を無料で提供しつつ、より高度な追加機能などを有料で提供して収益を得るビジネスモデルのことである。無料提供による需要喚起や利用の拡大、満足度の獲得などから有料プランの契約につなげることで、中長期的な利益獲得を見込めるモデ [……]

ジョイントベンチャー(合弁企業)

ジョイントベンチャー(joint venture)とは、複数の企業や組織が共同で出資し合って新しい会社を立ち上げ、事業を行うこと。「合弁企業」「合弁事業」などとも呼ぶ。 互いの経営資産を持ち寄って経営が行われ、かつそれぞれの企業の技術やノウハウを生かせるため、低リスクでスピード感 [……]

フリーランチ

フリーランチ(free lunch)とは、サービスの受け手側の視点としては「容易にありつける利益」の意味で用いられるビジネス用語である。何かを条件にすることで受け取ることができる無料の商品やサービスなどが該当する。 サービスの提供側の視点では「顧客層にアピールするために無料で商品 [……]

ツーサイドプラットフォーム(両面市場)

ツーサイドプラットフォーム(two-sided platform)とは、「売り手」と「買い手」など属性の異なる2つのグループを結びつけて仲介者として提供するサービスや仕組み、基盤や環境のこと。両者のグループにそれぞれサービスを提供するため、両者グループが互いに作用してネットワーク [……]

ピボット

ビジネス領域におけるピボット(pivot)とは、企業経営や事業戦略の方向転換のこと。特にスタートアップやベンチャー企業による主要事業の方向転換を指すことが多い。アメリカのシリコンバレーのスタートアップ界隈で用いられて広まったビジネス用語である。 スタートアップは新しいアイデアや技 [……]

PLG (Product-Led Growth, プロダクトレッドグロース)

PLGとは、Product-Led Growth(プロダクトレッドグロース)の略で、製品やサービスの利用そのものが顧客の獲得や活性化、維持、拡大を促進させる事業モデルのこと。製品の中にマーケティングやセールス、カスタマーサクセスなどが組み込まれ、効率的に製品を成長させることができ [……]

B4B (business for business, B for B)

「B4B (B for B)」とは、「business for business」の略で、企業間取引(business to business, B2B, BtoB)の関係性に加えてさらに協業や相互利益を重視する考え方のこと。「B4B企業」「B4Bモデル」などのように用いる。 B [……]

6次産業化

6次産業化とは、第一次産業(農業、林業、漁業)の事業者や従事者が、第二次産業である製造加工も行い、第三次産業である小売業にまで事業を展開する多角的な経営形態をとること。第一次産業による生産物を食品や製品に加工し、販売や流通までを統合して担うことで、第一次産業の価値を高めようとする [……]

カテゴリーキラー

カテゴリーキラー(category killer)とは、特定分野の商品に限定して、豊富な品揃えと低価格で大量販売する小売店の業態のこと。家電や衣料品、スポーツ用品や玩具など分野を特定しており、大型量販店であることも多い。 名称は、カテゴリーキラーが商圏に出店すると競合スーパーや百 [……]

ファストファッション

ファストファッション(fast fashion)とは、最新の流行を採り入れつつ低価格に抑えた衣料品を短いサイクルで大量生産し、販売するファッションブランドやその業態、ビジネスモデルのこと。 1990年代後半から2000年代前半にかけてアメリカで流行し、全世界に広まった。当時のニュ [……]

水平分業

水平分業(horizontal specialization)とは、製品の技術開発、製造、販売、アフターサービスなどの業務ごとに複数の企業が得意分野を担当する体制、ビジネスモデルのこと。例えば製品のサプライチェーンのうち、自社は能力を発揮できる領域を担当し、それ以外を外部企業に委 [……]

キャプティブ価格戦略

キャプティブ価格戦略(captive product pricing)とは、主製品の価格を安く設定した上で、付随製品の販売で利益を確保する価格設定のこと。リカーリングビジネスで用いられる価格戦略の一つ。 通常、主製品(コア製品)は1回限りの購入で済むが、主製品を継続して利用するに [……]

OEM (original equipment manufacturing)

OEMとは、original equipment manufacturingの略で、委託者のブランドで製品の製造を行うこと、あるいはそのような受託企業(original equipment manufacturer)のこと。製品の企画開発から詳細設計は委託者が行い、製造を担当する [……]

ODM (original design manufacturing)

ODMとは、original design manufacturingの略で、委託者のブランドで製品の開発から設計、製造までを行うこと、あるいはそのような受託企業(original design manufacturer)のこと。製品の企画開発から詳細設計、製造までを受託者が行い [……]

イノベーションのジレンマ

イノベーションのジレンマ(innovator’s dilemma)とは、業界の市場シェアを大きく占めるような大企業が、既存顧客の需要に対応して製品の品質や技術の向上に注力した結果、新しい市場の需要に気付けずイノベーションの遅れを取り、その結果、新興企業に市場を奪われて経営環境が悪 [……]

スタートアップ企業

スタートアップ企業(startup company, startup, start-up)とは、イノベーションの創造や新しいビジネスモデルを構築し、短期間で新たな市場を開拓して急成長を目指す企業のこと。企業に限らず、事業やプロジェクトのこともある。単なる「創業間もない企業」ではな [……]

ティアードプライシング

ティアードプライシング(tiered pricing)とは、商品の販売単価が特定範囲内の販売数では一定で、販売数がその範囲を満たすと「越えた分は次の段階の価格帯になる」という段階的(ティア [tier])な価格設定のこと。次の価格帯では販売単価は下がり、顧客の購買意欲を高められる [……]

SaaS (Software as a service)

SaaSとは、Software as a serviceの略で、ソフトウェアをユーザーの端末側にインストールするのではなく、インターネットを通してクラウドから「サービス」として必要な機能を提供する概念や仕組みのこと。もしくはそのような仕組みのサービスのこと。読みは「サース」が一般 [……]

リカーリング

リカーリング(recurring)とは、取引を一度で終えるのではなく、繰り返し継続して取引を行う循環性のビジネスモデルのこと。 プリンターやカミソリ、ウォーターサーバーのように、本体を安く販売して消耗品や附属品の追加販売で安定した収益を上げる仕組みや(キャプティブ価格戦略)、プラ [……]

オフプライスストア

オフプライスストア(off-price store)とは、余剰在庫品や実売期を逃した商品といった新品の商品をメーカーから低価格で仕入れ、専門店よりも低価格で販売する店舗、小売業の業態のこと。 小売業の余剰在庫の流通先や販売店舗を持たない卸売業の受け皿として機能する。アメリカでは小 [……]

XaaS (Everything as a service)

XaaSとは、「Everything as a service」「X as a service」の略で、コンピュータ処理に必要なソフトウェアやハードウェアなどをインターネットを通してクラウドから「サービス」として提供する概念や仕組みのこと。もしくはそのような仕組みのサービスのこと [……]

ボランタリー・チェーン (VC)

ボランタリー・チェーン(voluntary chain, VC)とは、同業種の小売業者が独立性を維持しながら、仕入れや物流などの営業活動を共同で行う組織、あるいはビジネスモデルのこと。任意連鎖店。 仕入れや物流を大口で行えるため、商品仕入れ単価の抑制や設備投資の削減といったメリッ [……]

フールペナルティ

フールペナルティとは、一定条件までは無料や安価なサービスでありながら、利用者の不注意や無知などからその条件を超えてしまった際に高額な売上や請求が発生するようなビジネスモデル、契約、仕組みのこと。「フールペナルティ型ビジネス」などと称される。やや非難や不同意の意味合いを含む。 意図 [……]

タイムマシン経営

タイムマシン経営とは、海外で成功したビジネスモデルやWebサービスをいち早く日本で展開し、先行者利益を得る経営手法のこと。ソフトバンク創業者の孫正義氏が命名したとされる。 1990年代前期から2000年代初期にかけてのインターネットバブルの時代、海外、特にアメリカやヨーロッパのイ [……]

ファブレスメーカー

ファブレス(fabless)、もしくはファブレスメーカー(ファブレス企業)とは、製造業でありながら自社で工場を持たない会社のこと。製造施設を自前で持たず、企画開発した商品の製造を外部の工場に委託して行う企業である。ファブレス経営。 「工場」を表す「fab (fabrication [……]

リバース・イノベーション

リバース・イノベーション(reverse innovation, trickle-up innovation)とは、新興国や途上国にて現地のニーズから開発した製品や技術、アイデアを、先進国市場に普及させてグローバル市場のシェアを拡大する戦略のことをいう。先進国の技術や製品を新興国 [……]

D2C (ダイレクト・トゥ・コンシューマー)

D2Cとは、Direct to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)の略で、製造から販売までを垂直統合したビジネスモデルのうち、インターネット上の自社ECサイトを中心に販売するモデルのこと。流通業者などの他社を介さずに、自社で製造した商品を自社チャネル経由で消費者 [……]

サブスクリプション

サブスクリプション(subscription)とは、モノを所有するものとして買い取るのではなく、一定期間の利用権やアクセス権として一定額を支払う方式のこと。コストの変動しないリカーリングの一つ。 生活に身近な領域でも採用されるケースが増え、日本では2016年頃から「サブスク」の呼 [……]

SPA(製造小売業)

SPAとは、製造から小売までを垂直統合した主にアパレル業界の製造小売業のこと。「Speciality store retailer of Private label Apparel」の略。もともとはアパレル業界で生まれた業態だが、製造小売業全般を意味する場合もある。 素材調達、製 [……]