SaaS (Software as a service)

SaaSとは、Software as a serviceの略で、ソフトウェアをユーザーの端末側にインストールするのではなく、インターネットを通してクラウドから「サービス」として必要な機能を提供する概念や仕組みのこと。もしくはそのような仕組みのサービスのこと。読みは「サース」が一般的である。

インターネットを通してクラウドから「サービス」として提供される概念「XaaS (Everything as a Service)」の一つ。

インターネット環境さえあれば会社からでも自宅からでも利用が可能で、デバイスが異なっても同じサービスとして利用できる。また複数メンバーでの作業や管理が容易であったり、必要な機能や期間だけ利用できるといった特徴がある。詳しくは「XaaS (Everything as a Service)」の特徴の項目を参照のこと。

SaaSの提供側である「SaaSプロバイダ」は「ASP(Application Service Provider, アプリケーションサービスプロバイダ)」と同義であるが、「ASP」も仕組みやサービスの意味として用いられることが多く、広義では「SaaS」も「ASP」も実質的に同義である。

SaaSの種類

SaaSは、利用する目的や対象に対して以下の2種類に分類される。

市場においては、ホリゾンタルSaaSが普及し成熟した後にバーティカルSaaSが興隆する。ホリゾンタルSaaSの方がバーティカルSaaSよりも市場規模は大きい。