ツーサイドプラットフォーム(両面市場)

ツーサイドプラットフォーム(two-sided platform)とは、「売り手」と「買い手」など属性の異なる2つのグループを結びつけて仲介者として提供するサービスや仕組み、基盤や環境のこと。両者のグループにそれぞれサービスを提供するため、両者グループが互いに作用してネットワーク効果(ネットワーク外部性)が働き、基盤としての価値を高めやすい。

「両面市場 (two-sided market, 市場の二面性)」に対して提供するサービスや製品である。2つ以上のグループを結びつける場合を含めて「マルチサイドプラットフォーム」と呼ぶこともある。

消費者と加盟店舗の両方と取引をするクレジットカード会社が例としてよく挙げられる。消費者は多くの店舗で利用できるカードを求め、店舗は多くの消費者が利用するカードを求めるため、「規模の経済」を満たしているほど有利に働く。また両者と取引するため利益の補完を行いやすい特徴を持つ。