コモディティ化(汎用品化)

コモディティ化(commoditization)とは、市場における各社の商品の品質や特徴が拮抗し、付加価値や差がなくなって画一化してしまう状況のこと。商品の一般化、同質化、汎用品化。

市場に参入した当初は付加価値を持っていた商品が、後発品との競争や市場の成熟化、技術の標準化の中で機能や品質における特長を失い、一般消費財や低関与商材のように定着してしまう状態のこと。コモディティとは、そのように一般化して差別化できなくなった商品のことを指す。

コモディティ化が起こると、消費者の商品選択の基準が品質機能から市場価格へと移り、価格競争が起こりやすい。

消費者にとっては高品質な商品を低価格で購入できるメリットがあるが、その市場の成長が鈍化する場合がある。