サイロ化

サイロ化とは、システムや組織上の部門が、他との連携もしくは情報共有をせずに単独で業務を遂行し、全体の中で孤立してしまう状態のこと。孤立化、タコツボ化。

システムであればアプリケーションの仕様や規格の違い、組織であれば派閥やしがらみなどによって、外部との接触や接点が少なくなる。そのため、業務がその中である程度完結して遂行できるようになり、発展性や拡張性を失ってしまう。外部からもシステムや組織内での業務遂行フローが不明瞭になり、連携ができないといった弊害が生じる。

サイロは、もともとは穀物や飼料などを貯蔵する倉庫、施設のこと。そこから転じて、閉鎖的な状態に閉じこもっていく、もしくは溜め込んでいく様子を表すビジネス用語として用いられる。