Rabbit Hole Effects (ウサギの穴効果)

Rabbit Hole Effectsとは、人はソーシャルメディアやインターネット上で類似したコンテンツを連続して消費すると、さらに追加で類似するコンテンツを選択してやめられなくなる傾向や効果のこと。「ウサギの穴効果」などと訳されることがある。

ソーシャルメディアで似たテーマのコンテンツを見ていると途中でやめられなくなる様子を、ルイス・キャロル作の小説『不思議の国のアリス』で主人公アリスがウサギの穴に落ちてワンダーランドへと迷い込んだことに例えて「ウサギの穴にはまって抜け出せない状態」と表したことに由来する。

ソーシャルメディアでは、ユーザーの行動履歴などから関連性の高いコンテンツを優先的に表示したり、無限スクロールによってタイムラインに次々とコンテンツ表示したりなど、ユーザーの興味関心を引き続けて離脱を防ぐ仕組みが取られていることが多い。

2021年にアメリカのケイトリン・ウーリー(Kaitlin Woolley)とマリッサ A. シャリフ(Marissa A. Sharif)が論文「Down a Rabbit Hole: How Prior Media Consumption Shapes Subsequent Media Consumption」にて発表した。