ハイプ・サイクル(hype cycle)とは、登場した新興技術に対する関心や普及の度合いを、段階過程の曲線上に表した図のこと。IT分野のマーケティングリサーチ会社ガートナー社が1995年に提唱、定義し、先進技術のハイプ・サイクルを毎年発表している。「ハイプ曲線」ともいう。
縦軸を期待度、横軸を時間軸とし、新興の技術がどのように期待され普及していくかを曲線上の以下の5つの段階に分類するというもの。
- 黎明期(Innovation Trigger)
- 「過度な期待」のピーク期(Peak of Inflated Expectations)
- 幻滅期(Trough of Disillusionment)
- 啓発期(Slope of Enlightenment)
- 生産性の安定期(Plateau of Productivity)
該当の技術が普及して成熟するまでのどの段階にあるのかを把握でき、採用や評価の一助となる。