キャプティブ価格戦略

キャプティブ価格戦略(captive product pricing)とは、主製品の価格を安く設定した上で、付随製品の販売で利益を確保する価格設定のこと。リカーリングビジネスで用いられる価格戦略の一つ。

通常、主製品(コア製品)は1回限りの購入で済むが、主製品を継続して利用するには付属製品(アクセサリー製品)の繰り返しの購入や買い換えが必要となる。そのため、主製品を購入しやすい低価格に抑えても、長期的に安定した収益が期待できる。このような主製品に必要な付属製品を「キャプティブ製品(captive product)」と呼ぶ。

プリンターとインクカートリッジ、カミソリと替え刃、ウォーターサーバーと水、カプセル式コーヒーメーカーとコーヒーカートリッジなどが例に挙げられる。ラスベガスのホテルとカジノの関係もキャプティブ価格戦略に該当する。