差別価格

差別価格とは、売り手である企業が同じ商品に対して複数設定した価格のこと。特別な顧客には有利な価格で販売したり、時間や季節で価格を変えて販売したりすることで、市場を細分化したり、変化する環境に適応できる。

差別価格には、以下のような種類や例がある。

  • 顧客による差別価格(会員価格、お得意様価格、紹介割引、法人価格)
  • 購入数量による差別価格(2個買えば3個目を無料 [Buy 2 Get 1])
  • 地域による差別価格(○○県限定価格、工場直売価格)
  • 時間や季節による差別価格(深夜価格、タイムセール、ハッピーアワー、季節料金)
  • 用途による差別価格(贈答用価格、食事の人のセットドリンク価格)

差別価格のうち、需要と供給に合わせて価格を動的に変動させるものをダイナミックプライシング(価格変動制)という。