慣習価格とは、長期にわたって一定に維持された価格が消費者の意識に定着している価格のこと。「○○といえばこの値段」という心理的価格の一つ。
自動販売機の缶ジュース、ガム、豆腐、もやしなどの価格が例に挙げられる。
慣習価格の製品は、価格を下げても需要は大きく伸びない。一方で、そのままで価格を高くすると消費者は値段に反応して需要は大きく減り、売れなくなってしまう。原材料費や人件費などの生産コストが高騰した場合、サイズや内容量を減らして価格を維持するといった調整が行われることがある(シュリンクフレーション)。
この情報は役に立ちましたか?