スタートアップ企業(startup company, startup, start-up)とは、イノベーションの創造や新しいビジネスモデルを構築し、短期間で新たな市場を開拓して急成長を目指す企業のこと。企業に限らず、事業やプロジェクトのこともある。単なる「創業間もない企業」ではなく、新たなビジネスモデルや革新性のある事業によって急速なスケールや市場開拓に挑戦している企業のことである。
革新性、拡張性、課題解決のいずれか複数の要素を備え、新規株式公開(IPO)やバイアウト(事業売却)などのイグジットを短期間で目指し投資を受けることが多い。
アメリカのシリコンバレーで多く見られる現象や形態だったが、現在は世界中で多くのスタートアップ企業が登場し、エンジェル投資家やベンチャーキャピタル(VC)の積極的な投資を受けている。
スタートアップ企業のうち、企業としての評価額が10億ドル以上あり、創業10年未満の未上場スタートアップ企業のことを「ユニコーン企業」という。
類似するものに、和製英語の「ベンチャー企業(新興企業)」がある。ベンチャー企業に明確な定義はなくスタートアップ企業との境界はあいまいだが、大企業が展開しにくいような事業をもって既存のビジネスモデルの中で成長を狙う中小企業のことをベンチャー企業として区別することがある。
STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか
堀新一郎 (著), 琴坂将広 (著), 井上大智 (著)
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