イノベーション

イノベーション(innovation)とは、もとは「革新、刷新」を意味する英語だが、ビジネス領域では既存の仕組みにとらわれずに新しい軸で製品を開発したり手法を導入したりして、新しい経済発展を起こそうとする概念を指す。「新機軸」「革新」などと訳されている。

オーストラリアの経済学者ヨーゼフ・アロイス・シュンペーター(Joseph Alois Schumpeter)が1912年の著書『経済発展の理論』で説き、広まった。シュンペーター氏は、イノベーションとして以下の5つの類型を提示している。

  1. 新しい財貨の生産
  2. 新しい生産方法の導入
  3. 新しい販売先の開拓
  4. 新しい供給源の獲得
  5. 新しい組織の実現

これらのいずれかによって経済や社会を発展させるとした。

狭義として「技術革新」の意味で用いられることがあるが、技術革新にとどまらずプロセスや組織をも刷新し、新しい価値を生む活動全般を指すものである。