ムーンショット(moonshot)とは、非常に困難で独創的だが、実現すれば大きなインパクトをもたらしイノベーション(新機軸や革新)を生む、壮大な計画や挑戦、目標のこと。研究分野や、地球規模もしくは国規模の課題解決、またスタートアップ企業や大手先進企業でも用いられることがある。
「あるべき姿や目標となる未来を規定し、そこから逆算していま取るべき行動を考える」というバックキャスティングのアプローチの一つともいえる。
ムーンショットは、莫大な費用がかかったりさまざまな障壁が立ちはだかる中でも、独創的なアイデアの可能性を信じるというポジティブな側面を持つ。一般的には以下の3つの要素を含む。
- inspire:人々を魅了する
- credible:信憑性がある
- imaginative:独創的である
アポロ計画を開始するきっかけとなった、アメリカの第35代大統領ジョン・F・ケネディ(John Fitzgerald Kennedy)による1961年5月25日のスピーチ(*)の「月に向けたロケットの打ち上げ(ムーンショット)」が、その由来である。
* 「10年以内の1960年代終わりまでにアメリカは人間を月に送り、無事帰還させる(”First, I believe that this nation should commit itself to achieving the goal, before this decade is out, of landing a man on the moon and returning him safely to the Earth.”)」
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