クレショフ効果

クレショフ効果(Kuleshov effect)とは、無関係で脈絡がないはずの複数の画像や映像を連続して見ると、人は無意識にそれらを関連付けて解釈してしまう心理的現象のこと。

複数の断片的な映像を組み合わせて連続したシーン(シーケンス)を作り、観客に違和感を感じさせずに独自の意味を持たせる映画の編集技法「モンタージュ技法(モンタージュ理論)」が1920年代の旧ソビエト連邦で活発になった。その中で、旧ソビエト連邦の映画監督レフ・クレショフ(Lev Vladimirovich Kuleshov, Лев Владимирович Кулешов)が実験でその効果を示し、モンタージュ理論を実証した。

現在では映像のみならず、さまざまなコンテンツでクレショフ効果は応用されている。