バナー・ブラインドネス

バナー・ブラインドネス(banner blindness)とは、ユーザーがWebサイトに掲示されている「バナー広告」もしくは「バナー広告に類似した画像情報」を無意識のうちに無視する現象のこと。広告であることを理由に無視しているのではなく、画像に広告的なデザイン要素が含まれるとその傾向が現れる。

本来、テキスト情報よりも画像情報の方が、またよりカラフルで動きのあるものの方がユーザーの視点を集めやすいとされる。インターネットが普及し始めた頃、インターネット広告やWebサイトでもカラフルで動きのあるバナー画像がリンク要素として多用されるようになった。しかし、ユーザーがそれによってネガティブな経験を重ねた結果、「この表現は自分の求める情報にはたどり着かない」と無意識に判断し、この現象が起きるようになった。