scrollytelling(スクローリーテリング)

scrollytelling(スクローリーテリング)とは、Webページのスクロールと連動して画像や動画、アニメーションなどのグラフィック要素がインタラクティブかつ効果的に表示され、ユーザーが画面をスクロールするだけでコンテンツを深く理解できるようなストーリーテリングの表現手法のこと。日本語では「スクロールテリング」「スクロールアニメーション」などとも呼ばれる。

所定の箇所にスクロールすると、それがトリガーとなってコンテンツに連動したグラフィック要素が表示される。テキストはスクロールされるがグラフィック要素はしばらく固定表示されるなど、コンテンツのストーリーに沿ったインタラクティブな表示が特徴的な手法である。スクロールに連動したインタラクティブなグラフィック要素により、長文もしくは複雑な内容であってもユーザーはストレスなく楽しみ、文章を読み進め、理解することができる。

インフォグラフィックスやデータビジュアライゼーションの領域においても、効果的な表現手法の一つとして用いられる。

このスタイルの手法は2010年代前半から用いられ始め、ピューリッツァー賞やピーボディ賞を受賞した2012年のニューヨーク・タイムズのコンテンツ「Snow Fall: The Avalanche at Tunnel Creek」によって広く知られるようになった。
Snow Fall: The Avalanche at Tunnel Creek – Multimedia Feature – NYTimes.com