デザインに関するキーワード(19件)

カンプ(デザインカンプ)

カンプとは、デザインの印刷物や制作物の完成見本のこと。広告やカタログなど商業印刷の領域にて、発注通りのレイアウトやデザインであるかを制作過程の終盤の確認の際に準備される。Webデザインの領域でも用いられ、その場合は紙での出力ではなくデジタルデータで準備されることが多い。英語の「c [……]

MAYA段階(MAYA理論)

MAYA段階とは、「Most Advanced Yet Acceptable」の略で、「非常に先進的だが、受け入れられる段階」を意味する。人は新しいものに惹きつけられる一方で見慣れないものは受け入れにくいその臨界点を指し、その段階を越えることで魅力的なデザインにつながるという「先 [……]

ファサード

ファサード(façade)とは、建築用語で建物の正面のこと、あるいは建物の正面の外観やデザインのこと。建物の格式を表したり象徴としての役割を持つことが多く、昔からヨーロッパ建築では重要な部分とされ、装飾などが施されてきた。「façade」はフランス語である。 建物の正面だけでなく [……]

ジャパンディ

ジャパンディ(Japandi)とは、日本の素朴なミニマリズムと北欧の機能性などを組み合わせたデザインやスタイル、芸術などのこと。「日本の (Japanese)」「スカンディナヴィアの (Scandinavian, Scandi)」を掛け合わせた造語である。「Japandi sty [……]

メリコの法則

メリコの法則とは、消費財の商品を販売する上でそのパッケージデザインには「目立っている」「理解できる」「好感を持てる」の3つの要素が必要である、という考え方のこと。経営コンサルタントの伊吹卓氏が提唱した。 消費財の商品が選ばれやすいかどうか、店頭で手に取ってもらえるかどうかは、パッ [……]

エルゴノミクス(人間工学)

エルゴノミクス(ergonomics, アーゴノミクス)とは、人間の特性を分析、理解し、それに最適なシステムや機器、環境など設計、デザイン、構築する学問のこと。人と人工的な機器との関係や相互作用が、安全で快適、かつ高い生産性を維持することを目指している。アメリカでは「human [……]

シームレス

シームレス(seamless)とは、ビジネスの領域では複数のサービスやアプリケーションソフトの機能などをユーザーが利用する際に、複数要素の違いを意識することなく容易に一貫した利用体験ができる状態のことを表す。もともとは「縫い目のない」「継ぎ目のない」という意味の英語。 複数の要素 [……]

scrollytelling(スクローリーテリング)

scrollytelling(スクローリーテリング)とは、Webページのスクロールと連動して画像や動画、アニメーションなどのグラフィック要素がインタラクティブかつ効果的に表示され、ユーザーが画面をスクロールするだけでコンテンツを深く理解できるようなストーリーテリングの表現手法のこ [……]

カルーセル表示

カルーセル(carousel)とは、もともとは回転木馬(メリーゴーラウンド)や回転式ベルトコンベアーといった意味の英語だが、Webマーケティングの領域においては複数の画像や要素をスライドさせることでメインの表示を切り替えられる表示形式、UIのことである。写真や項目が横(もしくは縦 [……]

ユーザーエクスペリエンス (UX)

ユーザーエクスペリエンス(user experience)とは、製品やサービスを利用することで得られる体験の総称である。製品やサービスのシステムとしての品質、利用するユーザーの属性、利用状況や文脈といった複数の要素が関与するユーザー体験である。「UX」と略される。 製品やサービス [……]

Above the fold

Above the fold(アバブ・ザ・フォールド)とは、もともとは新聞の一面の上半分のことを表し、一面のトップを飾るほど重要であるという意味を持つ。そこから転じて、ブラウザーでWebサイトのページを表示させた際の、スクロールせずに閲覧できる表示領域のことも指す。後者は「ファー [……]

アフォーダンス

デザイン領域におけるアフォーダンス(affordance)とは、物や環境の物理的特徴がその機能に影響を与えるという属性、概念のこと。説明なしであっても、その物をどのように扱えばよいのかのヒントや手掛かりを与えてくれる要素になる。実態のある物や環境に対して用いられる。 デザインに内 [……]

バナー・ブラインドネス

バナー・ブラインドネス(banner blindness)とは、ユーザーがWebサイトに掲示されている「バナー広告」もしくは「バナー広告に類似した画像情報」を無意識のうちに無視する現象のこと。広告であることを理由に無視しているのではなく、画像に広告的なデザイン要素が含まれるとその [……]

ファビコン (favicon)

ファビコン(favicon)とは、Webサイトのページをブラウザーで開いた際に、タブ部分などに表示される正方形のアイコンのこと。そのWebサイトのブランドを視覚的に表すシンボルマークであることがほとんどである。運営者が設置することで表示される。 ブラウザーのタブ部分の他、ブックマ [……]

トグル(トグルボタン)

トグル(toggle)もしくはトグルボタン(toggle button)とは、もともとは止め釘あるいはダッフルコートの棒状のボタンを表す英単語だが、UIデザインの領域では一つのスイッチでオン・オフなど2つの状態の切り替え操作ができるボタンのことを指す。電化製品などの機器、Webサ [……]

ナッジ

ナッジ(nudge)とは、選択肢を制限したり強制や金銭的インセンティブを与えたりすることなく、自発的な動機によって特定の行動を促す手法や仕掛けのこと、あるいはその理論のこと。 行動科学の知見に基づき、人々が社会的に、環境的に、あるいは自身の健康や人生にとってより良い行動を自発的に [……]

ファーストビュー

ファーストビューとは、ブラウザーでWebサイトのページを表示させた際に、スクロールせずに閲覧できる画面の領域のこと。Webサイトを表示させた際に必ず見える領域である。ページにおける最も重要な領域の一つ。 PCやスマートフォンといったデバイス、ディスプレイの解像度などによって、その [……]

ダークパターン

ダークパターン(dark pattern)とは、ユーザーにわからないように故意にだます目的で作られたユーザーインターフェース(UI)やそのデザインのこと。ユーザーが誤解をしたり、意図せず商品購入やコンバージョンに至ったりしてしまい、そのキャンセルも困難だったりするものである。 ユ [……]

ヒーローイメージ(ヒーロー画像)

ヒーローイメージ(hero image)あるいはヒーロー画像とは、Webサイトのファーストビューにて、画面を全面に覆い尽くすように配置した大きなサイズの写真やグラフィック要素のこと、あるいはそのレイアウトのこと。同様に配置した動画を「ヒーロームービー」、それらの総称を「ヒーローヘ [……]