カルーセル(carousel)とは、もともとは回転木馬(メリーゴーラウンド)や回転式ベルトコンベアーといった意味の英語だが、Webマーケティングの領域においては複数の画像や要素をスライドさせることでメインの表示を切り替えられる表示形式、UIのことである。写真や項目が横(もしくは縦)に並んでおり、タッチ操作やマウスで横(縦)にスライドすることでメインの表示を他のものに変えることができる。
「カルーセル表示」「カルーセル機能」「カルーセル形式」「カルーセルパネル」などと呼ばれる。またこの表示形式の広告は「カルーセル広告」と呼ばれる。自動で一定時間おきに表示を切り替えるものもあり、スライドショーと類似する。画像や項目がループしており、スライドし続けると次々と入れ替わりながら繰り返される表示の様子がメリーゴーラウンドに似ていることに由来する。
一定の限られた領域に複数要素を表示可能な状態にすることができるメリットがあり、Webページのファーストビューなどに設けられることがある。一方で、格納されている非表示の要素は見過ごされやすく、表示を工夫したりスライドしてもらうきっかけを設けたりする必要もある。