Here症候群(the “Here” Syndrome, the “Click Here” Syndrome)とは、HTMLのアンカー要素(aタグ)によってリンクが設定された文言のアンカーテキストを、「こちら」「こちらをクリック」「リンクはこちら」といった表現でリンク先の情報を不明にしてしまうこと。読みは「ヒアしょうこうぐん」。
アンカーテキストにリンク先の内容を表す情報が含まれておらず、アクセシビリティの領域で問題が多い。リンク先の内容を想起できずクリック領域も小さいため、クリックも誘発しにくく、ユーザービリティの観点からも課題がある。アンカーテキストにリンク先の内容がわかる表現を含むことが望ましい。
英語で「Click Here」という表現にて「Here」をアンカーテキストにしてしまうことに由来する。「もっと見る」「詳細を見る」といった表現も状況によりHere症候群に該当する。