ランディングページ(landing page)とは、複数の意味で用いられることがあり、広義では「ユーザーがWebサイトに訪問した際に一番最初にアクセスした(着地した)ページ」のことを指す。後述する狭義の意味と区別するために「閲覧開始ページ」「入口ページ」と呼ばれることがある。一般的なアクセス解析ツールでは、この閲覧開始ページの意味で用いられている。
狭義では、「広告をはじめとしたキャンペーン向けに準備された集客の受け皿となるページ」のことを指す。多くは明確な行動喚起要素(CTA)が準備され、コンバージョン獲得を目的としたり、コンバージョン率最適化(CRO)の対象となったりする。大半は「閲覧開始」でのアクセスだが、必ずしもすべてがそうとは限らない。広義の意味と区別するために「LP」「キャンペーンLP」などと略称で呼ばれることがある。キャンペーンの要素が集約されたページになるため、縦に長いページ構成が多い。
またそれとは別に、ハブスポットをはじめとしたマーケティングオートメーションのツールでは、「ページ内に設置した入力フォーム経由でユーザーの情報を取得するページ」のことを「ランディングページ」としている。多くはキャンペーンや特定需要のリード獲得を目的としているため、先述の「キャンペーンLP」と似ているが、必ずしも集客の受け皿ページというわけではなく、サイト内から誘導する場合もある。入力フォームを備えており、コンテンツオファー(ホワイトペーパー、eBook、PDF)のダウンロード等を準備しているという特徴がある。
キャンペーン向けランディングページの構成
キャンペーン向けランディングページは、行動喚起を促すために多くの要素が集約しており、一般的には以下のような要素と順番で構成される。
特にファーストビューで「ターゲット層が求めているものとの一致」「商品の特徴、訴求」「ユーザーベネフィット」を、一瞥で伝えなければならない。
- キャッチコピー、メインビジュアル、行動喚起要素(CTA)
- 顧客の課題に気付かせる
- 商品サービスの説明、特長やベネフィットの訴求
- 利用者の声、体験談、導入事例
- 利用手順、導入の流れ
- FAQ(よくある質問)
上記の各要素の間に、コンバージョンを促す行動喚起要素(CTA)が何度が設置される。