コンバージョン

Webマーケティング領域におけるコンバージョン(conversion)とは、ユーザーが利用するWebサイトやアプリにて、商品を購入したり資料請求したり会員登録したりすること。あるいは、Webサイトやアプリにおける事業者視点での成果や目標である商品購入、資料請求、会員登録といったアクションポイントのこと。

訪問者が「顧客」に「転換(convert)」することが、その由来となっている。そのため、ビジネスやWebサイトによってコンバージョンの定義は異なり、資料のダウンロードやニュースレター(メールマガジン)の登録なども「成果」としてコンバージョンと扱われる場合もある。

アクセス解析ツールや運用型広告では、実際の成果や目標に限らずさまざまなアクションを「コンバージョン」として定義できる。そのため、必ずしも最も重要ではないポイントがコンバージョンとして扱われるケースも増えている。運用型広告では、ユーザー行動を軸としたより最適な広告運用のためのデータ蓄積として、特定ページ到達などもコンバージョンとして設定されることもあり、「数ある重要なユーザーアクションの総称」として言葉が用いられる場合もある。

コンバージョンに関する指標

コンバージョンに関する指標としてよく用いられるものに、以下のものが挙げられる。

  • コンバージョン数:コンバージョンの件数。CV数
  • コンバージョン率:訪問数に対するコンバージョン数の割合。CVR(コンバージョン・レート)
  • CPA(顧客獲得単価):1コンバージョンの獲得にかかった費用

Webサイト訪問者のコンバージョン率を高める改善施策や仕組み、ツールのことをCRO(コンバージョン率最適化)という。