CPA(顧客獲得単価)

CPAとは、Cost Per Acquisitionの略で、顧客一人あたりの獲得費用のことである。主にインターネット広告の領域やキャンペーン施策に対して用いることが多く、新規顧客獲得にかかった広告出稿費用が対象となる。

一般的にはCPAが上昇すると利益が小さくなるため、CPAを一定レベルに抑えつつ、コンバージョンやトラフィックの拡大を図る広告運用が重要となる。

Webサイトやランディングページ、キャンペーンのコンバージョンに対して用いられる指標で、お問い合わせや資料請求、セミナー申し込み、商品購入など、さまざまなコンバージョンやアクションが対象になる。そのため必ずしも新規顧客獲得ではない場合もあり、「Cost Per Action」の略とされることもある。

CPAの計算式

CPAは、以下の計算式で算出される。

CPA = コスト(広告費用) / 新規顧客獲得数(コンバージョン数)

CPA = CPC(広告クリック単価) / CVR(コンバージョン率)

CPAとCACの違い

「CPA (Cost Per Acquisition)」に対して、大きなプロジェクトの単位では顧客獲得単価として「CAC (Customer Acquisition Cost)」を用いる。CPAは広告出稿費用を対象とするのに対して、CACは営業やマーケティングにかかったすべてのコストが対象となる。詳しくは「CAC (Customer Acquisition Cost)」の項目を参照のこと。