ヒートマップツールとは、Webサイトやアプリを利用しているユーザーのスクロール状況や注目エリア、マウスクリックやタップなどを、Webページやスクリーン画面に重ね合わせてグラデーションで色分けする可視化ツールのこと。
ユーザーによるWebページやスクリーン画面の閲覧状況、クリック状況(タップ状況)、行動を直感的に把握、分析できる。
ページや画面ごとのスクロール状況やマウスの動きといった数値データで表現しにくいデータを可視化するため、アクセス解析ツールやセッションリプレイツール(セッション録画ツール)の一機能として組み込まれることが多い。
ツールによって異なるが、以下のような種類の機能がある。
- マウスのクリックやタップ(クリックトラッキング)
- マウスの動き(マウストラッキング)
- ブラウザーや画面のスクロール到達率
- 注目エリア、熟読エリア
一方、ユーザーの実際の視線の動きを専門の器機で計測して可視化するツールは「アイトラッキングツール」と呼ばれ、一般的にはヒートマップツールとは異なるカテゴリーで扱われる。
求められる活用機能や連携
ヒートマップツールは、Webサイトやアプリの改善、グロースハックといったCRO(コンバージョン率最適化)の目的で活用されることが多い。そのため、以下のような機能や連携がどれだけ進んでいるかが、ツールを比較、選定する際のポイントとなる。
- セグメント(新規リピート別、コンバージョンの有無別、特定条件等)
- アクセス解析ツール連携
- A/Bテスト連携