D2C (ダイレクト・トゥ・コンシューマー)

D2Cとは、Direct to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)の略で、製造から販売までを垂直統合したビジネスモデルのうち、インターネット上の自社ECサイトを中心に販売するモデルのこと。流通業者などの他社を介さずに、自社で製造した商品を自社チャネル経由で消費者に直接販売するものである。「メーカー直販EC」「DtoC」ともいう。アパレルや美容系の業界で多く見られる。読みは「ディートゥーシー」。

SPAと同様に、素材調達、製品企画、製造、流通、販売、販売促進、在庫管理といった全ての工程を一貫して自社管理するが、販売や販売促進を主にインターネットを通じて行う。ECサイトでの販売に加え、SNSやインターネット広告といったあらゆる顧客接点において、コントロールされたブランド体験を直接提供できる利点がある。

顧客とのオンラインでのコミュニケーションからプロダクトに対するフィードバックを得やすく、商品をアップデートできる「顧客共創型」のビジネスモデルである。

主な利点

  • ブランド価値のコミュニケーション
  • 顧客データの収集
  • 顧客との関係性の構築、フィードバックの獲得