ARPU(1ユーザーあたりの平均売上)

ARPUとは、Average Revenue Per Userの略で、通信サービスやWebサービスなどにおける1ユーザーあたりの平均売上を表す指標のこと。読みは「エーアールピーユー」。「アープ」と呼ぶこともある。

もともとは携帯電話キャリアなど通信事業者で用いられていた指標だが、SaaSなどWebサービスやアプリなどでも用いられるようになった。1か月単位で表すことが多く、1か月間に利用者一人あたりいくら売り上げているかを表している。サービスの健全性を測る指標の1つ。

単純に利用者あたりの売上を表す際はARPUが用いられるが、無料ユーザーと有料ユーザーを擁するサービスの場合、ARPUでは会員種別ごとに区別ができない。その際は「1有料ユーザーあたりの平均売上」を表す指標「ARPPU (Average Revenue Per Paid User)」を併用して用いる。

1ユーザーあたり複数端末で利用できるサービスや1契約にて複数ユーザーが利用できるサービスの場合は、契約単位である「ARPA (Average Revenue Per Account)」の方が適切である。