B4B (business for business, B for B)

「B4B (B for B)」とは、「business for business」の略で、企業間取引(business to business, B2B, BtoB)の関係性に加えてさらに協業や相互利益を重視する考え方のこと。「B4B企業」「B4Bモデル」などのように用いる。

B2Bは企業間取引であり、企業は売り手と買い手の関係にある。売り手の企業は、自社の利益と成長を軸としていかに顧客に対して商品やサービスを販売するかを考えるのが通常である。

一方B4Bでは、売り手の企業は顧客の事業の成長にいかに寄与したかが重要となる。顧客の抱える課題を解決するために顧客と協業して成功へと導き、最終的には自社の成長につなげるという相互利益の考え方に基づく。

そのため、B4Bにおける企業の関係性はB2Bと比べて必然的に密接で長期的なものになりやすい。企業はビジネスの世界における生態系の一部であり、生態系全体の成長を意識した自社の存在の理解が求められることになる。