フールペナルティ

フールペナルティとは、一定条件までは無料や安価なサービスでありながら、利用者の不注意や無知などからその条件を超えてしまった際に高額な売上や請求が発生するようなビジネスモデル、契約、仕組みのこと。「フールペナルティ型ビジネス」などと称される。やや非難や不同意の意味合いを含む。

意図的にその条件をわかりにくくして利用者の不注意を引き起こそうとするような悪意あるビジネスもあれば、超過料金やオプションといった収益性の高い領域で利益を確保する適法で正当なビジネスもある。クレジットカードのリボ払い、レンタルDVDの延滞料金などが例に挙げられる。

利用開始や最初の契約が非常に容易または簡素であることが多く、目先の利便性だけに注目して金額的負担が大きくなる条件を理解しようとしない人がフールペナルティ型ビジネスのターゲット層になりやすい。

池田仮名氏が2013年に自身のブログ記事で用いたのが初出である。造語。
不注意が起こるアーキテクチャを作っておきながら、不注意を責め立てて小銭を巻き上げる「フールペナルティ型ビジネス」 – 太陽がまぶしかったから