マッチポンプ

マッチポンプ(match pomp)とは、自分で起こした問題を自ら解決しようとすることで利益や報酬を得ようとする、自作自演による偽善的な問題解決手法のこと。

ビジネスにおいては、何も問題はないにも関わらず故意に自ら問題を作り出し、その解決手法の販売によってやや不正に売上を上げる手法を「マッチポンプ商法」と呼んだりする。

やらせやねつ造、でっち上げに類似するが、自らそれを解決しようとし利益を得ようとする点が特徴である。非難や不同意の意味合いを含むことが多い。

火付けをマッチに、もみ消しや解決をポンプ(水)にそれぞれ例えたことに由来する和製外来語である。1960年代の自民党の不祥事「黒い霧事件」にて、衆議院決算委員長だった田中彰治のゆさぶり手法を指して呼ばれたのが名称普及のきっかけの一つとされる。