ゼブラ企業(zebra startup, zebra company)とは、利益を出しながら社会貢献を目指す企業のこと。企業として持続的な繁栄を維持しつつ社会との共存共栄を図り、すべてのステークホルダーが利益を享受できるような組織を目指す企業のことである。スタートアップ企業が中心となる。
新たな市場や価値を創造し、短期的な急成長と独占的な地位による高い時価総額の獲得を目指すスタートアップ「ユニコーン企業」へのアンチテーゼとして生まれた概念で、ゼブラ企業では中長期的な視点でのサステナビリティが重視される。
2017年に、アメリカの4人の女性起業家、マラ・ゼペダ(Mara Zepeda)、ジェニファー・ブランデル(Jennifer Brandel)、アストリッド・ショルツ(Astrid Scholz)、アニヤ・ウィリアムズ(Aniyia Williams)が提唱し、組織したコミュニティ「Zebras Unite」が発端である。シマウマは群れで生活し、また企業利益と社会貢献という相反する要素の両立を白黒の「シマウマ模様」になぞらえ、「ゼブラ企業」と呼んだ。