アジリティ(agility)とは、ビジネス領域においては著しい経営環境の変化に対して機敏に対応することを意味する。もともとは「素早さ」「機敏性」や「犬の障害物競技」を意味する英語である。
変動や不確実性が高く複雑なVUCAな状況の中で、柔軟かつ即時に経営の意思決定を行える適応能力を表すビジネス用語である。「機敏な」「素早い」「頭の回転の早い」を意味する形容詞「アジャイル (agile)」の名詞に該当する。
単に素早く判断し行動するというものではなく、自らのミッションと経営環境の変化に対して的確な判断を伴った行動の速さ、敏捷性がアジリティである。市場やビジネス環境のあらゆる場面で不安定で不確実、複雑で混沌とした状況が見られるようになり、企業に求められる新たな能力として注目を集めるようになった。